Project/Area Number |
19J15268
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 32020:Functional solid state chemistry-related
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
張 婉瑩 京都大学, 工学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2019-04-25 – 2021-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 励起状態水素移動 / 蛍光液晶材料 / 増幅自然放出光 |
Outline of Research at the Start |
発光性・電気伝導性などの機能を有する材料は有機化合物を用いることで、目的に応じて分子レベルで設計することができ、望みの機能を得るための微調整が可能となる。本研究では、光・電子機能を示す有機材料、特に流動性と秩序性を兼ね備えた液晶材料を対象とし、適切な共役分子骨格に対し、大きな双極子を有する官能基や親・疎水鎖を導入する独自の設計を適用する。これにより、得られた材料中では、自己組織的に分子骨格が配列・配向することが期待され、卓越した光・電子機能が発現することを目指している。凝集誘起発光現象に着目した高効率発光性液晶の開発や、高秩序な二成分混合分子系を構築し、高効率光電変換機能へと結びつける。
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Outline of Annual Research Achievements |
Langmuir誌の結果に基づいて、フェニレン-エチニレンユニットによる拡張共役が蛍光および液晶挙動に及ぼす影響を、2つの新規HBT誘導体であるC5P-C≡C-HBTおよびC8P-C≡C-HBTで検討している。これらの2つの化合物は、120℃を超える温度でネマチック液晶相を示し、結晶状態で約0.30の程度のΦFLを示した。そして、非プロトン性溶媒中では約0.20という特に大きい蛍光量子収率が得られたが、これは量子化学計算によってエノールとケト互変異性化の際のより大きなエネルギー障壁に由来することが示唆された。また、5CB とC5P-C≡C-HBTの混合物は、外部電界によって制御可能な偏光吸収および発光を示すことも分かった。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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