Project/Area Number |
19J15532
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 42020:Veterinary medical science-related
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Research Institution | Nippon Veterinary and Life Science University |
Principal Investigator |
宮本 良 日本獣医生命科学大学, 獣医生命科学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2019-04-25 – 2021-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 扁平上皮癌 / 犬 / アファチニブ / EGFR阻害剤 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、EGFR阻害剤であるアファチニブおよびオシメルチニブの犬の頭頸部扁平上皮癌 (HNSCC) における治療標的を検出し、さらにその分子機構を解析することである。 申請者は犬HNSCCにおいて、アファチニブおよびオシメルチニブが従来の治療標的とは異なる新規のドライバー遺伝子変異を標的とする可能性を考えた。本研究では新規ドライバー遺伝子変異を同定し、HNSCCに及ぼす影響をin vitroで解析する。さらにHNSCC移植マウスおよび新規ドライバー遺伝子変異保有の症例に対する阻害剤の抗腫瘍効果を評価する。これにより新規分子標的療法を確立し、犬および人 HNSCC の個別化治療の実現に繋げる。
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Outline of Annual Research Achievements |
犬の頭頸部扁平上皮癌 (HNSCC) は従来の治療法では制御が困難であり、新たな治療戦略の確立が必要である。これまでの申請者の研究で、 アファチニブは特定の犬のHNSCC株化細胞の増殖をin vitroおよびin vivoで強く増殖を抑制することが明らかになった。しかしアファチニブは従来の既知標的分子を抑制しなかったことから、特定の犬HNSCC細胞では新規の標的分子を抑制する可能性が考えられた。 そこで当該年度では、まず犬のHNSCC細胞におけるアファチニブの新規標的分子を特定する為、前年度で実施したリン酸化蛋白質の網羅的解析の結果を基にリン酸化が抑制された分子24種類を候補分子とした。次いで、これらの分子の塩基配列を解析すると共にsiRNAを作製した。 塩基配列解析では、いずれの遺伝子においてもドライバーとなる遺伝子変異は認められなかった。一方、分子XをsiRNAによりノックダウンするとアファチニブ感受性細胞の生存率が明らかに減少した。このことから、犬のHNSCC細胞において分子Xはアファチニブの新規標的分子として期待できると考えた。さらに、犬のHNSCC症例を対象としたアファチニブの臨床試験では、アファチニブは特定の犬HNSCCに対して著しい抗腫瘍効果を示した。 これらのことから、特定の犬HNSCC細胞では分子Xが生存および増殖に重要な役割を果たしており、アファチニブはこの分子を抑制することで増殖を抑制している可能性がある。本研究ではその分子機構までの解析には至らなかったが、臨床試験の結果を含めて考えると犬HNSCCに対するアファチニブを用いた治療法は新規治療戦略となる可能性が考えられる。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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