"Code of behavior" in the workplace: Interpersonal "tact" in magazine discourses
Project/Area Number |
19J22028
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 08010:Sociology-related
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
谷原 吏 慶應義塾大学, 社会学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2019-04-25 – 2022-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2021: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | サラリーマン / メディア史 / 情報行動 / 雑誌 / 映画 / 大衆文化 / 労働社会学 / 経営史 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、1970年代以降に台頭したといわれる日本における「サラリーマン文化」とは何かを明らかにするものである。第一に、「実利志向」をその特徴とするサラリーマン文化を象徴するものとして、「職場の処世術」に関わる雑誌記事言説の通時的な分析を行う(素材としては月刊誌『BIG tomorrow』を中心に扱う)。これにより、サラリーマン文化がいかにして生まれ、どのように変容したのかを明らかにする。第二に、サラリーマン文化の国際比較である。特に、処世術言説の始原である米国における同類の雑誌言説を分析し、日本との比較研究を行う。以上二つのアプローチから、現代史としてのサラリーマン文化の様態を明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本年度は研究計画の最終年度に当たる。これまでの研究を取りまとめ、2022年中に一般向けの書籍として刊行予定である。書籍では、「サラリーマン」という言葉が誕生した大正末期から現代に至るまで、「サラリーマン」をめぐるメディア(雑誌、映画、漫画、テレビドラマ等)の歴史を体系的に記述した。 これまでに収集・分析を行った歴史資料は多岐にわたる。戦前においてはサラリーマン向け雑誌や同時代の知識人の言説等、戦後においては東宝映画「社長シリーズ」及び「日本一シリーズ」、雑誌『BIG tomorrow』及び『プレジデント』、漫画「課長 島耕作シリーズ」、テレビドラマ「半沢直樹」シリーズ等をめぐる資料及び、各時代における統計資料等について網羅的に収集し、分析を行った。以上の作業を踏まえ、日本近現代史における「サラリーマン」の歴史について、「大衆化と差異化」を軸に再編成し、社会学的考察を加えて論文として完成させた。 加えて前年度の後半より、サラリーマンを始めとした経済主体のコロナ禍における情報行動と政治コミュニケーションに関する調査も開始した。本年度は、前年度に行ったサーベイ調査の結果を論文にまとめ、査読付きの国際ジャーナルに2本の論文を発表し、国内学会及び国際学会で発表を行った。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(19 results)