新規キナーゼプルダウン法を活用したASK1の細胞種特異的機能の解明
Project/Area Number |
19J22644
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 48040:Medical biochemistry-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
高柳 早希 東京大学, 薬学系研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2019-04-25 – 2022-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2020: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2019: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | ASK1 / RIPK2 / NOD1 / NOD2 / 褐色脂肪細胞 |
Outline of Research at the Start |
ASK1は生体内で多岐の細胞応答を制御する。当研究室では内在性キナーゼに対する新規プルダウン法を開発し、褐色脂肪細胞におけるASK1の新規結合候補因子としてRIPK2を同定した。RIPK2経路は複数の自己免疫疾患への関連が指摘されており、RIPK2経路制御の詳細なメカニズムの解明は疾患への新規治療法の開発につながると考えられる。本研究では、RIPK2経路におけるASK1の機能を解析することで、RIPK2経路の詳細な制御機構を明らかにするとともに、ASK1によるRIPK2制御の生理学的意義を追究し、疾患研究への糸口を開くことを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
ASK1は生体内で多岐の細胞応答を制御する。当研究室では内在性キナーゼに対する新規プルダウン法を開発し、褐色脂肪細胞におけるASK1の新規結合候補因子としてRIPK2を同定した。本研究は、ASK1新規結合因子として同定されたRIPK2とASK1の関係に着目し、RIPK2経路におけるASK1の機能を解析することで、RIPK2経路の詳細な制御機構を明らかにするとともに、その生理学的意義を追究することを目的としている。 昨年度までの研究を通じ、ASK1は褐色脂肪細胞においてNOD-RIPK2経路の活性化を抑制し、下流での炎症性サイトカイン産生を抑制するものの、白色脂肪細胞ではNOD-RIPK2経路の活性ならびに炎症性サイトカインの産生に大きな寄与を示さないことが明らかになっている。褐色脂肪細胞の主要な機能の一つにUCP1 を介した熱産生が上げられる。炎症環境下において褐色脂肪細胞ではUCP1や他の褐色脂肪細胞マーカーの発現を抑制し、褐色脂肪細胞における熱産生能を低下させることが報告されている。そこで我々はASK1がNOD-RIPK2経路の活性化を抑制することで褐色脂肪細胞の機能維持に貢献しているのではないかと考え、β3受容体依存的な褐色脂肪細胞マーカー発現誘導にNOD-RIPK2経路活性化がパラクライン的に与える影響を検証する実験系を構築した。この結果、ASK1の発現抑制により、NOD-RIPK2経路活性化により見られる褐色脂肪細胞マーカーの発現抑制が軽減されることが示された。ASK1はPKA-ASK1-p38経路の活性化を通じ褐色脂肪細胞での熱産生を正に制御することが報告されている。本研究ではASK1が炎症環境下において褐色脂肪細胞の機能維持に寄与することが示されたといえ、褐色脂肪細胞におけるASK1の多元的な機能が明らかになったと言える。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)