新規分泌タンパク機能アッセイ系を用いた、哺乳類SSCニッチの誘導メカニズムの解明
Project/Area Number |
19J22868
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 42020:Veterinary medical science-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
内田 あや 東京大学, 農学生命科学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2019-04-25 – 2022-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2021: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2020: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 精巣 / 精巣網 / セルトリバルブ / SOX17 / Luminal flow / レチノイン酸 / FGF / 精原幹細胞 / Sox17 |
Outline of Research at the Start |
精子産生の源である精原幹細胞(SSC)は体細胞の作り出す微小環境(ニッチ)により支えられているが、SSCニッチの誘導・制御機構の多くは明らかとなっていない。我々は哺乳類における固定的SSC ニッチであるセルトリバルブ(SV)領域に着目し、SV領域の解析で得られた知見をもとにSSCニッチ誘導因子の解明を試みる。さらに、同定されたニッチ誘導因子・阻害因子をマイクロビーズに吸着させ生体精巣内に移植する事で、SSCニッチの人為的異所的構築および誘導阻害を試みる。
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Outline of Annual Research Achievements |
哺乳類精巣で作られた精子は曲精細管(ST)管腔へと放出され、管腔内液の流れ(Luminal flow)に乗って精巣網(RT)へ運ばれる。しかし、精子発生制御においてRTがどのような機能的役割を担うのかは不明である。RTとSTの境界部にはセルトリ細胞からなる弁様構造であるセルトリバルブ(SV)が存在するが、これは隣接するRTからのパラクラインシグナルにより、細胞非自律的に誘導される(Imura-Kishi & Uchida et al., 2021)。我々はマウスRT上皮細胞でSox17が発現する事を明らかにし、RT特異的なSox17欠損(cKO)雄マウスが不妊となる事を見出した。そこで、RTにおけるSox17発現を軸とした、RTによるSV形成誘導機構、および精子発生制御機構の解明を目的とし本年度は研究を行った。cKOマウスでは生後4週齢以降、SV弁様構造の破綻、および異所性の円形精子細胞の出現が観察された。SV弁の破綻に伴い、STではLuminal flowの逆流、および伸長型精子細胞以降の精細胞減少による精子発生異常が観察された。また、cKOマウスのRT上皮細胞では明らかな組織学的異常は見られない一方、scRNAseq解析からcKO RT上皮では成長因子をコードする遺伝子群の発現が低下傾向にある事を見出した。これにより、RTにおけるSOX17発現がSV弁形成に必要な事、そしてSV弁が、STにおける精子発生に必須の機能を担う事を示した。これらの成果は、RT・SVが精巣全体のホメオスタシスを制御するという、新たな解剖学的な知見を提供するものである。以上の成果は現在国際誌へと投稿中である。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(13 results)
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[Journal Article] Competition for Mitogens Regulates Spermatogenic Stem Cell Homeostasis in an Open Niche2019
Author(s)
Kitadate Y., Jorg DJ., Tokue M,. Maruyama A., Ishikawa R., Tsuchiya S., Segi-Nishida E., Nakagawa T., Uchida A., Kimura-Yoshida C., Mizuno S., Sugiyama F., Azami T., Ema M., Noda C., Kobayashi S., Matsuo I., Kanai Y., Nagasawa T., Sugimoto Y., Takahashi S., Simons BD., Yoshida S.
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Journal Title
Cell Stem Cell
Volume: 24
Issue: 1
Pages: 79-92
DOI
NAID
Related Report
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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