睡眠時間の短縮が食欲へ及ぼす影響の個人間差異の要因の解明:脳内報酬系に着目して
Project/Area Number |
19J23036
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 08030:Family and consumer sciences, and culture and living-related
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Research Institution | Prefectural University of Kumamoto |
Principal Investigator |
田尻 絵里 熊本県立大学, 環境共生学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2019-04-25 – 2022-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | 睡眠不足 / 食事摂取量 / 甘味嗜好 / アクティブグレリン / 食欲 |
Outline of Research at the Start |
睡眠不足が食欲へ及ぼす影響の個人間差異の要因の解明を目的とする。研究デザインは,睡眠不足(5時間)と対照睡眠(8時間)による無作為クロスオーバー試験とし,対象者は健常成人男女20名とする。個人間差異の要因として,脳内報酬系の指標である内在性カンナビノイド(2-アラキドノイルグリセロール;2-AG)に着目した。2-AGはヒト体内で産生され味覚嗜好や快楽行動に関与する。本研究は,睡眠不足時の食欲応答として脳内報酬系の指標である2-AGや味覚嗜好に対する反応に個人差があり,快楽的な食行動が起こる者とそうでない者が存在することが,エネルギー摂取量の個人差に影響することを仮説としている。
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Outline of Annual Research Achievements |
睡眠不足時のエネルギー摂取量には個人差が大きいことが報告されているが,その要因は明らかになっていない。本研究では,個人間差異の要因の一つとして,味覚嗜好と食欲ホルモンに着目した。近年のシステマティックレビューによると甘味の好みはエネルギー摂取量と関連する。また,睡眠不足時に甘味の好み濃度が高まることが報告されている。一方で,睡眠不足時の甘味の好みとエネルギー摂取量との関連は明らかになっていない。さらに,食欲調節ホルモンであるグレリンについて,多くの研究が睡眠不足時の食事摂取量との関連を検討している。Brondel et al.の研究では睡眠不足時の甘いお菓子からのエネルギー摂取量とグレリン濃度の間に相関関係が認められた。そこで,本研究は睡眠不足が甘味の好みや食欲,エネルギー摂取量に及ぼす影響を検討するとともに,食事摂取量と関連する要因を明らかにすることを目的とした。3日間の睡眠不足(5時間睡眠)と対照睡眠(8時間睡眠)による無作為化比較試験を実施した。3日間の睡眠介入の後,早朝空腹時のアクティブグレリン濃度と甘味の好み濃度,朝食摂取量を評価した。本研究の結果,対照群と比較して睡眠不足後の甘味の好み,アクティブグレリン,朝食エネルギー摂取量は有意に増加した。しかしながら,甘味の好みとアクティブグレリンはエネルギー摂取量と関連が認められなかった。今後,早朝だけでなく1日を通した甘味の好み,アクティブグレリン,食事摂取量の評価や,間食や夜食との関連について検討する必要がある。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)