Project/Area Number |
19J23589
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 58020:Hygiene and public health-related: including laboratory approach
|
Research Institution | Kyoto Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
石丸 華子 京都薬科大学, 京都薬科大学大学院 薬学研究科, 特別研究員(DC1)
|
Project Period (FY) |
2019-04-25 – 2022-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2021)
|
Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2021: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2020: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2019: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | HSV / ウイルス / 抗ウイルス薬 / ヘルペスウイルス / プロテアソーム阻害剤 / 細胞内シグナル / 抗ウイルス化合物 |
Outline of Research at the Start |
申請者は過去の研究により、HSV-1(単純ヘルペスウイルス1型)によるErkの抑制は、ウイルス増殖に寄与することを見出している。そこで、上述現象の解明を目指し1つ目の課題「①HSV-1によるErkの上流分子Ras-GRF2のポリユビキチン化機構の解明」に取り組む。また、HSV-1がPTENの翻訳後修飾を亢進した経緯から、2つ目の課題「②HSV-1感染により惹起されるPTENの翻訳後修飾の機構解析」を行う。さらに、本研究ではワインの発酵残渣からvv-8と名付けた新規抗HSV-1化合物を同定した。そこで3つ目の課題「③vv-8の作用機序解析と新規HSV薬の探索」を実施する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
単純ヘルペスウイルス(HSV)の治療薬として汎用されている核酸誘導体薬は難溶性であり、副作用、薬物耐性株などの問題を有している。本研究の目的は、核酸骨格以外の構造を持ち、既存薬と異なる作用機序を有する抗HSV活性化合物を探索することである。本研究では、抗HSV-1活性化合物スクリーニングを実施し、5種の抗HSV-1活性化合物を見出し、各種化合物の詳細な作用機序解析を行った。その結果、プロテアソーム阻害薬MG132が抗HSV有することを見出し、MG132はHSV-1感染におけるERKシグナルの抑制をキャンセルすることで抗HSV活性を発揮することを明らかにした。次に ERKシグナルの上流分子を解析すると、HSV-1 感染がRas-GRF2のポリユビキチン化を惹起し、プロテアソームによる分解を誘導した。しかし、HSV-1感染後にMG132処理を行うと、感染によるこれら一連の反応をキャンセルすることを明らかにし論文として発表した。さらに、8 種類のブドウ品種発酵残渣の抗 HSV 活性を評価し、ある特定品種が抗 HSV活性を有することを見出した。同定した品種残渣中に含まれる抗 HSV-1 化合物の単離と構造決定に成功し、それを VV-8 と命名した。その他にDNA染色試薬X、核酸誘導体Yおよびイオノフォア化合物Zの3種化合物が抗HSV-1活性を有することを見出し、これら化合物がウイルス蛋白質発現、細胞内ウイルスゲノム複製、ウイルス放出量を抑制することを見出した(投稿準備中)。
|
Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
|