Project/Area Number |
19K00014
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 01010:Philosophy and ethics-related
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Research Institution | Osaka Metropolitan University (2022-2023) Osaka City University (2019-2021) |
Principal Investigator |
土師 俊子 (服部俊子) 大阪公立大学, 大学院都市経営研究科, 教授 (50609112)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金城 隆展 琉球大学, 病院, 特命助教 (10600174)
樫本 直樹 産業医科大学, 医学部, 准教授 (20622533)
堀江 剛 大阪大学, 大学院人文学研究科(人文学専攻、芸術学専攻、日本学専攻), 教授 (50379898)
安部 彰 三重県立看護大学, 看護学部, 教授 (60516847)
大北 全俊 滋賀医科大学, 医学部医学科, 教授 (70437325)
土屋 貴志 大阪公立大学, 大学院文学研究科, 准教授 (90264788)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 医療組織倫理学 / 倫理制度 / 臨床倫理 / アクターネットワーク論 / 制度的現実 / アクターネットワーク理論 / 医療組織 / 専門職倫理 / 生命倫理 / 倫理委員会制度 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、バイオエシックスやクリニカルエシックス、ビジネスエシックスで語られている医療組織倫理organization ethics in healthcareに関する基礎研究を踏まえ、ビジネスエシックスやバイオエシックス・クリニカルエシックス/日本の生命倫理や臨床倫理における医療組織の「倫理の制度化(Institutionalization of Ethics)」の歴史的分析と医療組織と倫理をめぐる諸問題の哲学・倫理学的考察を、当研究グループや他分野研究者との共同討議から統合的に検討し、日本の医療現場に根ざした医療組織倫理学(organization ethics in healthcare)を構築する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、大学病院の倫理活動を文献調査・インタビュー調査から記録し、そこから、医療組織において倫理制度の運用に生じる諸問題の明確化と課題析出し、医療組織における倫理制度とその機能を分析する。 今年度は、病院の臨床倫理活動の調査記録のデータ化と、その活動の背景となる米国のバイオエシックスやクリニカルエシックス/日本の生命倫理や臨床倫理における医療組織の「倫理の制度化(Institutionalization of Ethics)」の歴史的分析の調査を並行して行った。その際、昨年度の研究成果ー病院組織を(ルーマンのシステム論を援用し)コミュニケーション問題としてとらえる観点ーを記録方法やデータ化作業に取り入れるため、今年度は、それまでの調査・記録にあらたな検討を加えた。具体的には、昨年度までの研究調査記録のデータを見直し、病院組織の臨床倫理活動を成立させるネットワークを見るための調査を追加した。 本研究の課題は、分担研究者が担当する活動記録のデータ化を統合させ、それを、病院組織活動における臨床倫理活動・倫理の制度化プロセスを2段階に区分し、その段階ごとに倫理の機能を見出そうとするものであり、次年度には(遅れているが)課題の応答を発表する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
昨年度の研究成果を踏まえ調査記録やデータ、調査方法を見直す検討を追加しなければならかったことと、代表者の大学運営業務負担がかなり多かったことが遅延理由である。
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Strategy for Future Research Activity |
代表者の運営業務負担が軽減され、実行すべき課題・計画は明確になっているので、6月-8月には分担研究者のデータ統合を開始し、9月以降、研究課題の成果報告(原稿作成、発表など)を行なう。
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