Research about the writing process of J.-C. Mardrus by analysis of one of his unpublished manuscripts
Project/Area Number |
19K00488
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02040:European literature-related
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Research Institution | National Museum of Ethnology |
Principal Investigator |
岡本 尚子 国立民族学博物館, グローバル地域研究国立民族学博物館拠点, 特任助教 (90600817)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | J.-C.マルドリュス / 千一夜物語 / オリエンタリスム / 中東地域文学 / 仏語・仏語圏文学 / 仏語圏中東地域文化研究 / 仏語圏地域文化研究 |
Outline of Research at the Start |
『千一夜物語』仏語訳者J.-C.マルドリュスの未発表原稿Cinq conteurs divins dans la lumiere(光に満ちた5人の神の言葉の語り手)について、マルドリュスの遺族が所有していた関連資料やフランス国立図書館所蔵の資料、同世代の聖書研究などの調査を踏まえて校訂・分析を行う。これにより、謎の多いマルドリュスの活動や執筆過程が解明され、マルドリュスの再評価に繋げることができる。
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Outline of Annual Research Achievements |
令和4年度は以下の調査を行った。 1.J.-C.マルドリュスによるCinq conteurs divins dans la lumiere(光に満ちた5人の神の言葉の語り手)手稿に関して、以下の研究調査を行った。①マルドリュスによる手稿の解読及び転写・データ化、②『マルドリュス遺贈コレクション』内の関連資料調査、③本手稿執筆の背景に関する調査。以上の調査については令和5年度も継続予定である。尚、本研究課題の主要な調査対象となっている手稿の現物について、フランスで確認作業を行う予定であったが、新型コロナウイルス流行の影響で渡仏が難しい状況が続いていたため、国内で可能な作業を集中して行った。令和5年度は現地調査を行う予定である。 2.マルドリュスの関係者から新たな情報を得ることができ、詳しい調査を開始するための準備作業を行った。特に、これまで明らかになっていない晩年のマルドリュスの活動についての情報を追加できる可能性が高くなっている。 3.マルドリュスの活動による他分野への影響についての研究の一環として、『千一夜物語』を含むオリエンタリスムと西洋音楽の相互作用に関する調査を行い、その成果の発表として音楽の実演を含む講演会を行った。 4.『千一夜物語』関連の研究調査として、ペティス・ド・ラ・クロワによる『シンドバード航海記』手稿について、バイエルン州立図書館とクリーヴランド公立図書館それぞれが所蔵している手稿の比較検討を行った。また、日本語訳の作成を行い、出版に向けた準備作業を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
令和4度までの新型コロナウイルスの流行にともない、現地調査が難しい状況が続いたため。令和5年度は現地調査を再開できる見込みである。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き調査対象の手稿の転写・データ化及び執筆時期に相当する晩年のマルドリュスの活動についての調査を行うとともに、手稿の現物の確認など現地調査を行う予定である。また、マルドリュスの活動について新たな証言を得ることができたので、そちらの調査を行い、特に晩年の活動についての情報を補足していく。
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Report
(4 results)
Research Products
(7 results)