Project/Area Number |
19K00590
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02060:Linguistics-related
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Research Institution | Kobe City College of Technology |
Principal Investigator |
今里 典子 神戸市立工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (90259903)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2020: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2019: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | 日本手話(JSL) / 非手指表現(NME) / 口型 / ジェスチャー / 文法化 / 構文 / 借用 / 日本手話(JSL) / 非手指表現(NME) / 非手指表現(NME) / 副詞表現 / 日本手話 / 非手指表現 |
Outline of Research at the Start |
日本固有の言語でありながら,日本手話(JSL)の解明は遅れており,特に手指以外の体の部位によって表現される非手指表現(例えば「目の見開き」や「口の形」等)は,一般に単なるジェスチャーや感情の発露と捉えられがちである.本研究では・非手指表現は内容語としてのみならず文法要素としても機能し,手話言語を構造化する重要な働きを持つことを,発展の道筋と共に理論的に明らかにし,日本手話の通訳・教育・学習等の応用に寄与することを目指す.
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Outline of Annual Research Achievements |
本来ならば、2022年度が計画の最終年度の予定であったが、引き続きコロナの影響で、コンサルタントにマスクを外してもらった環境での手話データ撮影が許可されない状況が続いたことにより、予定通りに研究を進めることは全くできなかった。非手指表現(NME)の中でも、特に口型の機能を中心に分析する計画であったことから、たとえ透明であってもマスクやアクリル板越しに正確な手話映像を撮影し、さらにそれを正確に分析することは非常に困難である状況が続いた。書籍や論文による調査部分と、一方で昨年度に入手したビデオ資料を参考にして一部の分析は行ってはいるが、確認作業ができないこともあり、成果を公開できる状況には全くない。 一方で、コロナの状況も、共存しながらコントロールするフェーズに入り、近いうちに以前に近い環境で研究を再開できることが予想されたため、研究期間の延長を申し入れ、延長が決まっている。そこでコンサルタント予定者であった方々に状況を説明し、今後、時期はずれてしまったが、引き続きご協力をいただくことについて快諾していただき、そのための準備はすでに整いつつある。一部のコンサルタントには、実際、直接対面にて研究の手順などの説明を済ませている。なお、撮影のための機器類の準備はすでに整っているので、コンサルタントとのスケジュールすり合わせが整い次第、撮影を開始できる手筈となっている。初年度にまとめた内容の発表も含めて、作業を継続する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本来なら2022年度が最終年度の予定であったが、コロナの影響で、コンサルタントにマスクを外してもらった環境での撮影、手話データ採集が許可されない状況が本年も続いたことにより、予定通りに研究を進めることは全くできなかったことから、大幅に遅れている。また一方ではコロナが落ち着きを見せ始めていることから、今年度を最終年度とせず、延長を行いこれから遅れを取り戻すべく、計画を再開することにしている。
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Strategy for Future Research Activity |
コロナの状況も共存しながらコントロールするフェーズに入ることが予想されたため、コンサルタントになっていただく予定であった方々にも再度連絡をとり、一部の方には(マスク有りで)直接お会いして、今後の見通しを伝え、引き続きのご協力をお願いし、快諾していただいた。そこで、研究期間延長を申し入れ、延長が決まっている。予定していた方法で再度スケジュールを組み直し、撮影と分析を開始する予定である。
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