ザンジバルにおけるスワヒリ語諸変種の関係を探るための挑戦―語彙と文法に着目して―
Project/Area Number |
19K00604
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02060:Linguistics-related
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
竹村 景子 大阪大学, 大学院人文学研究科(外国学専攻、日本学専攻), 教授 (20252736)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2019: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | スワヒリ語諸変種 / ザンジバル島 / ペンバ島 / 基礎語彙 / 基礎文法 / バントゥ諸語 / マイクロ・バリエーション / 文法記述調査 / 語彙調査 / マイクロバリエーション / ザンジバル / 文法記述 / 語彙 / 文法 / 記述調査 |
Outline of Research at the Start |
本研究の主目的は、標準スワヒリ語の文法研究やスワヒリ語と英語もしくは諸民族語との関係性について検討する社会言語学的研究とは一線を画し、スワヒリ語という言語そのものが、多くの変種の重層的且つ複合的集合体であることを明らかにすることである。同時に、スワヒリ語も属するバントゥ諸語のマイクロバリエーション研究にとって重要なデータ提供も目指している。そのために、住民のほぼ100%がスワヒリ語を第一言語とするタンザニア連合共和国のザンジバル(ザンジバル島、ペンバ島、トゥンバトゥ島)において調査対象としてふさわしいコンサルタントを選定し、スワヒリ語諸変種の文法、語彙について詳細な記述を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、ザンジバル島およびペンバ島でのフィールドワークを行い、合計3名のコンサルタントに基礎語彙600語の聞き取りを行うことができた。聞き取りができたのは、フオニ変種(Kifuoni)、コジャニ変種(Kikojani)、チュヮレ変種(Kichwale)である。フオニ変種については、文法事項聞き取りのために用意した質問票に沿って基礎的な文法事項についても把握することができた。基礎語彙600語については、すでにデータを公表している。2024年3月21、22日には「国際バントゥワークショップ」において「Report on Descriptive Studies of Viswahili in Unguja and Pemba Islands」と題した発表を行い、イギリス、ドイツ、ベルギーからの参加者を含む多くのバントゥ諸語研究者からの有益なコメントを得ることができた。 研究期間全体としては、コロナ禍により2年間も調査地に赴くことができず、新しいデータの収集および過去のデータの検証ができない状況に陥ってしまったため、当初の目標を達成できたとは言い難い。しかしながら、オンラインも含む国際学会等での発表、これまでに収集したデータを用いての論文・研究ノートの執筆を行い、研究内容を深化させることはできた。 ザンジバル島とペンバ島のスワヒリ語諸変種の分布図作成までには残念ながら至っていないが、時制表現をはじめとしていくつかの文法事項については地図上でその違いが一見してわかるようにするなど、本研究の成果を公表する方法に工夫を凝らした。これは、バントゥ諸語のマイクロ・バリエーション研究にも資するものになると思われる。
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Report
(5 results)
Research Products
(11 results)