Project/Area Number |
19K00746
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02090:Japanese language education-related
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
宮崎 里司 早稲田大学, 国際学術院(日本語教育研究科), 教授 (90298208)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2019: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | 介護日本語 / 介護日本語バンドスケール / 外国人介護人材 / 専門分野別日本語教育 / 介護 / EPA / 外国人就労者 / 技能実習生 / 特定技能 / 移民政策 / ワセダ介護バンドスケール / 外国人介護従事者 / 日本語教育 / オンライン交流 / 外国人介護労働者 / バンドスケール |
Outline of Research at the Start |
外国人の介護人材が就業している現場では、徐々に、日本語教育の重要性が認知されてきたが、候補者や実習生の、介護現場での的確な日本語能力を判定するスケールが開発されておらず、まずは、介護人材の適切な日本語能力診断が求められる。今回の申請では、これまでの研究によって開発されたWKBSを、さまざまな介護現場で、外国人介護就労人材の研修に当たる関係者が、簡便にアクセスし使用できる、インターネット上でのアプリケーションを開発することを大きな目的としている。それによって、より多くの利用者からのフィードバックを得られ、その効果を検証することで、完成度の高いバンドスケールに仕上げていくことができると考えられる。
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Outline of Annual Research Achievements |
前年度に引き続き、介護現場で就労する、外国人介護福祉就労者の日本語によるインターアクション問題を検証し、データを収集した。具体的には、千葉県君津市にある、社会福祉法人志真会夢の郷を定期的に訪問し、ベトナム、ネパール、インドネシアの技能実習生、留学生の介護就労場面を観察すると共に、インタビュー調査を継続している。 加えて、志真会の天笠寛理事長が、ベトナムハノイの私立フォンドン病院の看護・介護研修センターでの日本語教育事業にも参画する予定であるが、入国前の介護日本語の研修カリキュラムデザインの策定にも着手した。研究者が関わり、副センター長を務めている、ベトナム国家大学日越大学の日本語教育センター(JLEC)の教職員と連携し、現地の実施に向けた打ち合わせを継続している。 このような実績を基に、より多くの介護施設で利活用してもらう介護日本語のバンドスケールを精緻化する作業を進めていく予定である。このバンドスケールについては、すでに、 2018年に、共編著として、『外国人介護職への日本語教育法〜ワセダバンドスケールを用いた教え方』(日経メディカル出版)を出版しているが、続編も企画されており、現状に即した教材を出版するための改訂する作業も行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
概要でも記述したように、前年度に引き続き、介護現場で就労する、外国人介護福祉就労者の日本語によるインターアクション問題を検証し、データを収集しているが、介護現場での対面観察には、コロナの影響で、依然制約が多く、計画通りの実施が果たせない状況にある。令和5年度は、新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行に伴い、作業もしやすくなるかと思われるので、工夫していきたい。
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Strategy for Future Research Activity |
現在までの進捗状況を精査し、成果発表(学会口頭発表、論文投稿など)につなげるべく、分析に努める予定である。
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