Project/Area Number |
19K00770
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
|
Research Institution | Kokugakuin University |
Principal Investigator |
長田 恵理 國學院大學, 人間開発学部, 准教授 (40581690)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
物井 尚子 (山賀尚子) 千葉大学, 教育学部, 教授 (70350527)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2021: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2020: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2019: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
|
Keywords | 省察 / 教師教育 / 小学校外国語科 / 教科書分析 / ポートフォリオ / イタリア小学校の英語教育 / 自律学習 / ヨーロッパの教育 / 現職教員研修 / 初等外国語教育 / 小学校外国語教育 / 自立学習 / 指導モデル |
Outline of Research at the Start |
新学習指導要領にある「主体的・対話的で深い学び」に通じる小学校外国語活動・外国語科指導を目指して,教員養成課程の学生向けの,児童の「自立学習」を促す指導モデルを開発する。具体的には以下を行う。 ①ヨーロッパにおいて言語教育履修生ポートフォリオを用いている教員養成現場及び学校現場の実地調査を通して、知見を得る。 ②国内の先進的取り組みや他教科での実践収集,教科書分析を通して、児童の「自立学習」を促す活動を創案し,小学校で実施検証,指導モデルを構築する。 ③教員養成課程在生に向けて,実際に外国語科教育法で指導モデルを用いて指導し,「自立学習」を促す指導に対する意識及び技能の変容を検証する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は様々な状況から小学校現場と連携しての研究を行うことができなかった一方、以下の活動を行った。(1)海外の教員養成の現場として韓国の教員養成課程を持つ大学2校を訪問し、現状を探った。この研究については研究基盤となる國學院大學人間開発学部紀要『人間開発学研究』第15号において、研究ノート「韓国の初等学校英語教育における教員養成課程の展望と実態」として調査結果について記録した。(2)外国語指導教員の資質能力の一つとして異文化間理解能力がある。E-POSTLが作られたヨーロッパにおいて本研究者の知己がいるイタリアにて小中学校を訪問し、CLILの授業を見学、教材を収集した。(3)同じくイタリアにおいて開かれたイタリア応用言語学会において、複言語教育についての講演・発表を聞き、知見を収集することができた。(4)これまでの知見を活かし、小学校外国語科の補助教材作成において指導案例作成の協力をした(この指導案例を含めた冊子は2024年度、発行される予定である)。(4)指導法の授業において、学生同士のピアコメントを考慮に入れた省察を取り入れた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
在外研究とパンデミックの影響で最初の3年間に計画通りに研究を進めることができず、再再延長をすることとなった。様々な状況により、研究計画を修正することとなったため、「やや遅れている」とした。主な理由は以下の二点である。 ①校務に係る時間が以前よりも大幅に多くなり、研究に割く時間を十分に取ることができなかった。 ②小学校現場と連携して研究を行うことができなかった。
|
Strategy for Future Research Activity |
当初の研究計画にある、小学校現場との連携が様々な状況から困難であることがわかった。2024年度は、その代替として以下の計画を立てている。 ①教科書が改訂されたことから、改めて教科書分析を行う ②2023年度に異文化理解教育の一環として、教科教育に関する大学の授業で絵本を使った活動を行い、受講生が絵本使用についての考察を行った。このデータを質的に分析する ③8月に行われるAILA(応用言語学会)において、指導法の授業における学生同士のピアコメントが省察にどのように影響を与えるかについての研究成果を発表予定である。
|