Project/Area Number |
19K00800
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
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Research Institution | Sophia University |
Principal Investigator |
池田 真 上智大学, 文学部, 教授 (10317498)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | CLIL / 明示的言語指導 / 内容言語統合型学習 / 見える言語指導 / EMI / CBI |
Outline of Research at the Start |
CLIL(内容言語統合型学習)は、教科内容を外国語(主に英語)で学ぶことで、両者の習得を促進するものである。その効果を最大化するには、内容を英語で教えるだけでなく、CLILならではの語学的指導を行う必要がある。そこで本研究では、「見える言語指導」を上位概念に据え、文献研究と国内外の学校での授業観察、質問紙調査、教員インタビューにより収集したデータを基に、「見える言語指導」の理論的枠組みと具体的指導技法を体系化する。その上で、教員研修を研究協力校で実施し、「見える言語指導」による学習過程と結果の検証をライティングとスピーキングにおける内容必須の語彙・文法・談話に焦点を当てた質的分析により行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、CLIL(内容言語統合型学習)における「見える言語指導」の理論を構築し、「内容(理科や社会などの一般教科の知識・技能)と言語(英語の知識・技能)」を統合する指導技法を体系化した上で、その学習過程と結果を検証し、可視化することにある。その取り組みは、(1)「見える言語指導」の技法を、文献研究や教室でのフィールドワークにより収集して体系化し(指導法開発)、(2) その習得を目的とした教員研修を行って通年にわたる授業実践を行い(指導法実践)、(3) その指導による学習の過程と結果を、生徒が産出した話し言葉や書き言葉の談話分析により明らかにしてモデル化する(指導法検証)、の3段階に分けて行い、データの収集と分析をほぼ終えている。その一方で、教室での授業観察や授業録画の分析を進めていくうちに、英語での内容学習を進める際の暗示的言語習得の役割を再認識することとなった。すなわち、明示的に言語的なポイントを取り上げて教える「見える言語指導」と、教師の発話、授業内の教材、生徒の言語活動に「学習の言語」(特定の単元内容を学ぶ上で必須の語彙や文法)や「学習のための言語」(英語で科目を学ぶ際に必要な言語知識)を埋め込む「見えない言語指導」との共存である。そこで本年度も、前者の実践と研究が盛んなオーストリアの現地校(小学校と高校)と、後者を主な指導原理としているシンガポールおよびカンボジアのインターナショナルスクール(小学校と高校)で授業観察を行い、両者の重要性や棲み分けを確認した。実績としては、以上の知見を取り込んだ教員研修を10回(対面8回、オンライン2回)行い(延べ約500名が参加)、これまでの研究で得られた成果を国内外の学会で5回発表した(うち4回は招待講演)。専門書に掲載される国際論文も執筆済みであるが、出版社の都合により刊行は次年度になる予定。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究期間を二度延長することで、当初予定していた研究活動はほぼ行うことができた。また、上記記載のとおり、発展的に当初の研究計画を追加修正したが、研究全体の取りまとめに影響はない。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度である2024年度は、研究全体を取りまとめ、論文ないし報告書を作成する。その成果は、国内外の学会や国際研究集会でも発表する。
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