Project/Area Number |
19K00815
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
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Research Institution | Tsukuba University of Technology |
Principal Investigator |
太田 智加子 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 講師 (00282020)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2021: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2019: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
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Keywords | 改良型「情報補償コンテンツ」型教材 / e-learning / 視覚障害学生 / 英語自主学習 / PDCAサイクル / 教材構成自体への情報補償機能 / 教育効果測定 / 教育療法的効果 / 情報補償型e-learning教材 / 視覚障害を持つ大学生 / 英語力涵養 / フィードバック / 自己調整能力 / 自己効力感 / 公正で包摂的な社会 / 改良型情報補償型コンテンツ / 視覚障害 |
Outline of Research at the Start |
前研究の有効性に立ち、改良型「情報補償型コンテンツ」の開発を繰り返し更なる教育効果を上げ、多様な視覚障害に対応した改良型「情報補償コンテンツ」の最適な形態を確立して、本教材を用いた教育効果の測定方法を構築する。 これまで、視覚障害者の英語学習のための物理的情報補償の必要性について言及した先行研究は数点存在するが、教材構成にも情報補償機能を設ける必要性に着目し、多様な視覚障害に対応した教材は、前研究が国内外を通して初の試みである。更に、教育効果の測定方法の検討から教材修正までの流れ、視覚障害学生のための英語自主学習教材開発による教育効果の測定方法を構築する、国内外初の試みを行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
申請者は、視覚障害者の英語学習には、一般的な「物理的」情報補償だけでは不十分であることに気づいた。平成25年度の挑戦的萌芽研究において、「視覚障害者対応の『情報補償コンテンツ』型e-learningシステム」(以下「前研究」)を開発し、教材構成にも情報補償機能を設けることの必要性を発案した。前研究で学習した新入生25名(視覚障害者)の7割超から、使用感について肯定的コメントが得られ、7割超の学生に能動性の向上がみられ、中位以下学力層の約3割に短期間で成績向上がみられた。このように、前研究での教育効果が確認できた。 一方で、能動性の低下に直結する問題点もいくつか明らかになった。「音声読み上げソフトが読まない半角スペースの存在に気づかず、半角を空けずに記述解答したため、文意を正しく捉えているのに誤答となり能動性が下がった」等である。よって、音声読み上げ対応しない要素を全排除する等の改良を行った。また、2016年からの新形式TOEICに対応した問題もくわえた。 この「改良型情報補償コンテンツ」型e-learning教材での学習者からのフィードバックを分析したところ、前研究より、質的・量的に教育効果が上がったことが確認された。また、自己効力感や能動性の向上、自分に合う学習媒体の不在によって生じていた不安感の払拭等、教育療法的効果も確認できた。 前研究に引き続いた本研究により、「情報補償コンテンツ」型e-learning教材の最適な形態を確立できつつあることが分かってきている。今後、更なる問題点を抽出し改良をくわえ、視覚障害学生のニーズに応えた新教材も作成し、引き続き、教育効果測定→学生からのフィードバック、成績変化による質的/量的分析→改善→学習者への提供→学生からのフィードバック→教育効果測定、のいわばPDCAサイクルを構築していき、視覚障害学生のさらなる英語学習環境向上へ寄与したい。
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