Project/Area Number |
19K00865
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
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Research Institution | Rikkyo University (2023) Nanzan University (2019-2022) |
Principal Investigator |
泉水 浩隆 立教大学, 外国語教育研究センター, 教授 (30552765)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 琢也 清泉女子大学, 文学部, 教授 (30245972)
高澤 美由紀 亜細亜大学, 法学部, 准教授 (10640683)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2019: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
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Keywords | スペイン語 / 音声 / 韻律 / 発音指導 / 日本人学習者 / 音楽 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、日本人学習者のスペイン語の発音に見られる問題について、理論的側面と言語教育的側面の双方からアプローチする。 理論的側面では、実験音声学的見地から、(1)特にイントネーションや強勢に注目しつつ、日本人スペイン語学習者の発話時の発音にはどのような特性・難点が見られるかを検証し、言語教育的観点からは、(2)音声に関わる要素の扱われ方について、これまで不足していた点や今後見直すべき点を考え、効果的な発音教育への示唆を得ようとする。さらに、(3)発音指導のための楽曲を作成して実際に授業で使用し、その効果を測定して、理論と実践の両方に立脚した、スペイン語の発音指導に関する具体的提言を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、日本人学習者のスペイン語の発音に見られる問題について、主に理論的側面と言語教育的側面の双方からアプローチすることを目指している。
理論的側面では、日本人スペイン語学習者の発話時の発音の特性・難点の分析、および、その言語教育面への応用を考えることを視野に入れている。これについて、2019年度・2021年度・2022年度に行った研究から既にいくつか示唆が得られたので、それを踏まえた上で、以前から継続している、楽曲を用いた日本人スペイン語学習者に対する発音指導とその効果に関する研究発表を2022年に当該分野に関する国際学会に申し込んだところ採択され、研究代表者および研究分担者1名が2023年6月にスペインのビーゴで開催された学会に赴き、スペイン語で発表するに至った。発表はスペイン語やその他の言語を外国語として学ぶ学習者が呈する音声的な問題やその分析、矯正方法などを検討する分科会における報告の1つとして行われ、発表後の質疑応答では活発な意見交換が行われた。当該学会における発表内容は現在準備中の議事録に掲載される予定である。この他、研究分担者1名が研究成果を2篇の論文として発表した。
教育上の実践的側面については、コロナ禍の影響が尾を引き、十分な発音指導や被験者からのデータ収集ができていない状況であったため、具体的な実験を行うには至らなかったが、それ以前に得られたデータの分析を続けながら、今後の実験内容・方法の検討を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍の影響を受けつつも、分析を続けていたデータに関する研究をようやく国際学会で発表するに至り、当初掲げていた目標の1つを達成することができた。しかしながら、未だに十分なデータ収集ができていないこともあるので、全体の進捗としては「やや遅れている」と判断するのが妥当と考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度に行われた国際学会は通常3年に1度開催され、次回の大会は2026年の開催が予定されている。コロナ禍の影響も相当程度改善されてきたため、2023年に発表した内容をさらに深化させ、次回大会でも発表を行うことを目指す。2024年度はこの基盤を作るため、学習者からのデータ収集、知覚実験等の対面式調査を進めたい。
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