Project/Area Number |
19K01496
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 06020:International relations-related
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Research Institution | Doshisha University (2020) The University of Tokyo (2019) |
Principal Investigator |
西崎 文子 同志社大学, グローバル・スタディーズ研究科, 教授 (60237691)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | ウッドロー・ウィルソン / 人種問題 / リベラリズム / 国際秩序 / リベラル |
Outline of Research at the Start |
本研究は、ウィルソン外交の思想的特質を、大統領の人種・文明秩序観を考慮に入れつつ検討するものである。一般的に、ウィルソン外交は「リベラルな国際秩序」を追求したと考えられるが、最近の研究では、ウィルソンの人種主義的側面が注目されることも多く、「リベラルな国際秩序」との整合性が問題になっている。ウィルソン外交の中で「リベラルな国際秩序」概念と人種主義とはどのような関係にあったのだろうか。アメリカにおける人種主義は「リベラルな国際秩序」の展開にどう影響したのだろうか。第一次大戦参戦前のウィルソン外交を人種主義と関連づけて分析することで、今日の「リベラルな国際秩序」をめぐる議論にも一石を投じたい。
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Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は、前年度に引き続き、近年のウィルソン政権期に関する国内外の研究の成果や、Arthur S. Link, et. al.によるPapers of Woodrow Wilson、Foreign Relations of the United States、米国議会資料や個人文書などを読み込む作業を続けた。大統領就任以前のウィルソンの人種問題をめぐる認識や、ウィルソン政権とNAACP(全国黒人地位向上協会)との関係など、ウィルソン外交と人種問題との相関を追究していく際に重要となってくる資料は読解に困難が伴う側面もあるが、最近、この分野での研究が徐々に増えていることもあり、国内政治関連を含めた幅広い資料・論文を検討することが可能となっている。また、ウィルソンの人種認識がラテン・アメリカやアジアに作用した可能性を探るというプロジェクトのテーマに沿って、ウィルソンの西半球政策および東アジア政策を中心に資料や論文を収集、検討する作業も続けている。 昨年度は、日本国際政治学会刊行の『国際政治』198号の特集「ウィルソン主義の一〇〇年」の編集責任者として8編の論文の編集作業にあたったほか、序章「ウィルソン主義の一〇〇年」を執筆した。この論文では、ウィルソン外交の持つ長期的な意義が、その同時代性と原則性にあると論じて、本プロジェクトの下地となるウィルソン外交・ウィルソン主義認識を提示したが、本年度はこれを「ウィルソン外交と人種問題」という具体的なテーマについて展開できるよう一次・二次資料を検討してきた。
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