Disaster impact analysis on natural resource market
Project/Area Number |
19K01623
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07040:Economic policy-related
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Research Institution | Tokai University (2021-2022) University of Toyama (2019-2020) |
Principal Investigator |
山本 雅資 東海大学, 政治経済学部, 教授 (30458947)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 自然資源 / COVID19 / 自然災害 / 自然資源管理 / ESG投資 / 回帰不連続デザイン / 水産卸売市場 / 災害 / 水産資源 |
Outline of Research at the Start |
不動産価格形成などへの影響に比較すると、自然資源、とりわけ農産物及び漁業資源に対して、災害がもたらすインパクトを評価した研究は極めて限られている。そこで本研究は、東日本大震災や大型台風など大規模な災害が自然資源の経済取引に与えるインパクトを、因果推論の枠組みを用いて評価することを目的としている。その際に絶対的なインパクトの大きさだけででなく、同じデータで計測できる他のトリートメントでのインパクトと比較することで相対的なインパクトの大きさを示す。これにより、政策立案者が対策を講じる上での優先順位を示すことができる。
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Outline of Annual Research Achievements |
2016年から2022年末にかけて豊洲市場における魚種別オークションの結果を月次でみると、取引量は回復傾向にあるものの、2023年前半についてもコロナ禍前の水準には戻っていないことがわかった。この傾向はほぼ全ての魚種で共通であった。その一方で、売上はコロナ前の水準をほぼ回復しているが、この背景には平均価格がほぼ全ての魚種で増加していることがある(価格は魚種別に平均値を高値・中値・低値などに分けて記録されている)。
2020年度の最初の緊急事態宣言の影響を、日次データを使って、Regression Discontinuity Design (RDD: 回帰不連続デザイン)の方法で分析した際は、比較的高価なマグロ(生鮮・冷凍)、マダイ、キンメダイ、クルマエビなどを対象とし、一部のみ価格下落が見られた。今回、2回目(2021年1月7日)、3回目(2021年4月23日)についても、バンド幅を変更したり、カットオフポイントを曜日を考慮して変更するなどの工夫をしながら、同様の分析を実施したが、有意な価格下落効果は観察されなかった(ただし、分析できたのは一部の魚種の特定の価格帯に限られている)。
時系列のオークション結果の記述統計の可視化を行うと、2022年末のインバウンド制限の緩和以降は平均価格上昇の傾向が顕著になりつつあるが、明確なカットオフポイントが定めにくいため、緊急事態宣言の影響と同様の回帰不連続デザインによる分析には至らなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
一部の魚種の日次データに不備があり、データセットの構築に時間を要したため。
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Strategy for Future Research Activity |
3回の緊急事態宣言を対象としたため、魚種や価格帯との組み合わせを考えると膨大なケースを実施することになったが、これらの推定をなるべく早く完了し、綿密に比較することで特徴を捉えた分析結果を論文としてまとめたい。
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Report
(4 results)
Research Products
(3 results)