Project/Area Number |
19K02184
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08020:Social welfare-related
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
森山 治 金沢大学, 経済学経営学系, 教授 (40322870)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神崎 淳子 金沢星稜大学, 経済学部, 講師 (00569353)
井口 克郎 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (10572480)
村田 隆史 青森県立保健大学, 健康科学部, 講師 (20636477)
森山 千賀子 白梅学園大学, 子ども学部, 教授(移行) (50341897)
尹 一喜 金沢大学, GS教育系, 助教 (70802172)
村上 慎司 金沢大学, 経済学経営学系, 講師 (80584359)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2021: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2019: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
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Keywords | 就労困難者 / 社会的包摂 / 包接型雇用 / ケアワーク / インクルージョン / 雇用 |
Outline of Research at the Start |
本研究の特色及び意義は以下のとおりである。 第一に,「就労困難者」といわれる就労までに支援と時間を必要とする者,就労の継続に支援を必要とする者の対象を明らかとし,それぞれが就労に対して抱える困難な問題点を整理する点にある。 第二に,「就労困難者」に対する支援のあり方,支援に対するシステムの構築について具体的に整理・検討する点にある。 第三に,「就労困難者」が福祉政策と労働政策の谷間に陥る課題を整理し,「包摂型雇用」を創出するための横断的な政策議論に貢献することにある。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、言語コミュニケーションに障壁を抱える外国人、障害のある人、低学歴・無資格者、ひきこもり(背景に障害等を含む)者、中国残留孤児2世・3世、中・高齢離職者といった、福祉と労働の政策の狭間に陥り、適切な支援を受けられない状況のなかで、「孤立」や「生きづらさ」に直面している人々を「就労困難者」と定義づけ(就労までに支援と時間を必要とする者、就労の継続に支援を必要とする者)、当事者を社会的に包摂することにより自立を促し、福祉と労働にわたる横断的な政策、支援への道筋を見いだすことを目的としている。 本年度は研究の初年度にあたり、研究メンバーによる研究全体の打ち合わせを2回開催し、3年間の研究の進め方、次年度の海外調査に対する研究分担を確認した。あわせて、イギリス・フィンランドの親族扶養制度との比較を目的とした韓国の家族療養保護士への現地調査等をおこない、次年度実施する調査の参考とする基礎的資料を収集した。 また、人材不足が深刻化する介護労働分野について、日韓比較を視野に入れた勉強会を実施した。内容は次のとおりである。①.我が国の特徴である外国人介護労働者の導入に対する問題点を中心とした整理。②.介護労働者の賃金水準を時系列的に検証しながら、短時間労働者の賃金水準の低さ、介護労働者の高齢化といった我が国の問題点の整理。③.日韓の家族介護状況を分析のうえ、家族介護が前提となっている状況を踏まえて、韓国独自の制度である家族療養保護士制度の我が国への導入についての検討である。 その他、障害者総合支援法に基づく就労継続支援事業A型事業所による労働状況の調査もおこなっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は研究の初年度にあたり、研究メンバーによる研究の打ち合わせを2回開催し、3年間の研究の進め方、次年度の海外調査に対する研究分担を確認した。 次年度は、イギリスの親族扶養制度、フィンランドのHoiva-avustaja労働に着目した調査計画を立てており、2019度はイギリスとの比較を目的とした韓国の家族療養保護士への現地調査等をおこない、次年度実施する調査の参考とする基礎的資料を収集した。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度はイギリス親族扶養制度・フィンランドHoiva-avustaja労働等の現地調査を行う。しかしながら、世界的な新型コロナウイルスの蔓延により、他国への出入国が厳しく制限されている状況にあり、仮に出国が可能となっても現地で十分な調査を実施できる保証が無い状況となっている。その為、調査実施が不可能と判断した場合、調査実施を一年延期するか、研究期間の一年延長も考慮せざるを得ない。時間を有効に使用するため、文献による研究の基礎づくり、ネットを利用したメンバー間での研究会等を検討したい。
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Report
(1 results)
Research Products
(13 results)
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[Book] 相談援助の基盤と専門職2020
Author(s)
柳澤孝主 坂野憲司 編 (森山治)
Total Pages
248
Publisher
弘文堂
ISBN
9784335611995
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