ICT導入の意義に着目した保育実践者の防災コンピテンシー向上に関する研究
Project/Area Number |
19K02328
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08030:Family and consumer sciences, and culture and living-related
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Research Institution | Osaka Jonan Women's Junior College |
Principal Investigator |
中津 功一朗 大阪城南女子短期大学, その他部局等, 教授(移行) (30454606)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石橋 健 兵庫県立大学, 社会情報科学部, 助教 (30749221)
弘田 陽介 大阪公立大学, 大学院文学研究科, 教授 (60440963)
高橋 亨輔 香川大学, 創造工学部, 准教授 (60647262)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 幼児教育現場 / 防災 / 安全対策 / ICT / 保育の質向上 / 保育 / 事故防止 / 幼稚園 / 保育園 / ICT導入 / ICTリテラシー |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、近年のICTのユーザビリティの向上と汎用性に着目し、業務と防災の双方におけるICTの導入により生じる相乗効果によって保育の質の向上を図ることである。また、防災における研究についても、現場の現状を考慮して、研究を行うことは実用性の面で重要である。本研究では、保育現場の業務に関する調査を行い、業務と防災の両面で活用できる簡単で汎用的なICTコンテンツを提供する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、ICTのユーザビリティと汎用性の向上に着目し、業務と防災の両方でICTの導入によって生じる相乗効果を通じて保育の質を向上させることである。また、実用性の面から、現場の状況と現状を考慮して防災に関する研究も行うことが重要である。具体的には、保育現場の業務に関する調査を行い、業務と防災の両面で活用できる簡単で汎用的なICTコンテンツを提案する。本年度は、昨年度、新型コロナウイルス感染拡大防止の影響で研究できなかった以下の研究を実施した。防災面では「ヒヤリハットの情報収集と課題」、ICTの活用面では「ICT導入と保育の質向上の関連」について研究を行った。具体的な研究内容としては以下に示す。①ヒヤリハットの収集と分析:幼児教育現場のリスクマネジメントにおいて、子どもの事故防止の観点から、ヒヤリハットの情報収集は重要である。情報収集を効率的に行うために、ICTを活用する方法の提案や、幼児教育現場でのヒヤリハットの情報収集が難しい理由等について検討した。同時に、ヒヤリハット収集における課題を分析し、他の分野の事例を参考にして課題を解決する方法について検討した。②リテラシーの獲得状況の調査と分析:幼稚園教諭・保育士のICTリテラシーについて、養成校のICT教育が現場とつながっているかどうかの観点から、養成校のICT教育の効果や問題点について現場調査を行った。この調査を昨年度に引き続き実施しました。③ICT導入の課題:近年、課題となっている業務の負担軽減と関係のあるICT化について考察した。保育業務軽減のために新技術を導入し、利用することは重要なことであり、推進されるべきことであるが、保育の質の向上を考えると課題もある。その課題について調査し、検討を行った。この調査を昨年度に引き続き行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、幼児教育現場での調査や実験が困難であり、また仙台市の保育園への出張も難しいという2つの理由から、研究の進行が困難であった。そのため、昨年度はオンラインアンケートを活用して保育現場のICT導入における課題と保育の質向上、各施設で独自に行っている安全対策に関する調査を行い、調査結果を分析し、課題解決のための提案を行いました。当初の計画の順番が変更されたものの、今年度は実験の準備が順調に進められた。 しかし、現場でのインタビューやコンテンツ作成のための実験が行えなかったため、進捗状況はやや遅れている状況である。今後は、インタビュー結果や実験結果を反映させながら研究を進める必要がある。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の課題に対しての推進方策を以下に示す。 1.ICT化は単に業務の一部を切り離して自動化するだけでなく、関連する人の役割や知識、業務全体の流れを再構築する必要がある。そのため、業務の単純な自動化だけではなく、ICT導入による業務プロセスの改善について提案する。 2.業務のデジタル化や自動化は多くの利益をもたらすことがあるが、その利用方法や業務の目的を軽視すると、保育者自身の考える力や想像力が失われる可能性がある。本研究では、ICT導入は、保育の質を向上させ、新たな価値を創出するための手段であることを検証していく。 3.新技術の導入による業務負担軽減は、保育の質向上において重要な課題である。ICTは業務改善の観点から一定の負担軽減が可能であるが、すべての課題を解決する解決策ではない。新技術の導入には、現場が技術の特徴や役割、利点、課題を理解することが重要である。しかしながら、アンケート結果を分析すると、現在の状況では、保育者が日々の業務を行いながら新技術を学ぶことは困難な状況にある。今後、AIなどの新たな技術の導入を考える際には、研修内容や養成校のカリキュラムの見直しが必要になり、その点についても議論していく。
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Report
(4 results)
Research Products
(34 results)