高校生・大学生世代における地域活動への参加促進につながる要因の解明
Project/Area Number |
19K02416
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09010:Education-related
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
深作 拓郎 弘前大学, 教育学部, 講師 (40389804)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 子どもの参画 / 放課後 / 遊び / 社会教育 / こどものまち / あそび / 地域参加・参画 / 子ども・若者 / 地域参加 / 放課後・学校外 |
Outline of Research at the Start |
概ね15歳~18歳の「高校生世代」と概ね18歳~22歳を中心とする「大学生世代」を対象に、彼らが地域社会を舞台に取り組む活動を検証し、主体的な参加と継続的な活動を可能とする原動力を明らかにする。 これまでの研究から、彼らは地域において子どもと関わる際、「遊び」を最大の手段として用いており、遊びの価値や技術に関するコメントが得られている。この点に着目し、彼らが活動を通して「遊び」の意義や価値、技術などを相互学習する過程を丁寧に捉えていく。そして、実際に即した子ども・若者の地域参加が促進される要点を明らかにし、地域活動への参加促進につながる環境醸成のための指針やプログラムの提案を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、概ね15歳~18歳の「高校生世代」と概ね18歳~22歳を中心とする「大学生世代」を対象に、彼らが地域社会を舞台に取り組む活動を検証し、主体的な参加と継続的な活動を可能とする原動力を明らかにすることが目的である。 これまでの調査から、中高校生世代の地域参加活動促進の要因として、「役割を見いだす」「試行錯誤できる」「何でも言える対等な関係性」「自分たちのペースで展開できる」「異年齢交流が促進される」というポイントがあることを明らかにした。自分たちで知恵やアイデアを出し合い、一つひとつ課題をクリアして実践を創りあげていっている。「学び/学習」の枠におしこめるのではなく「遊び」のなかでおこなえることの豊かさをもたらしている。まさしく、「学びのコミュニティ」を自らの手で具体化していることが示唆された。 2022年度は、青森県弘前市を拠点に実施している「こどものまちミニひろさき」での中高校生世代、大学生世代の活動を調査対象とし、中高校生世代、大学生世代による話し合い活動や小学生へのサポート活動への参与観察とインタビュー調査を行った。 インタビュー調査からは、「考えて実践できる」「楽しい」「遊び」の3つがワードとして抽出された。これらを解析した結果、①一人の人として承認されていること、②それを踏まえて平等性が担保されていること、③自分で責任をとることができること、これらが要因としてあることが示唆された。また、「不思議な関係」というワードについては、学校や地域での固定化された人間関係から切り離され「自分らしい自分で居られる」ことを示唆するものと考えられた。 今年度も調査を継続していくことで、①必然的ではない多様性と同質性の同居、②責任が課せられないが当事者性が生まれる要因、③目的的ではない遊びがもつ効用、④少人数であることの積極的意味、について分析を深めていきたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
弘前以外の調査対象団体は、活動の中止あるいは外部との接触を極力減らすなどの措置を講じられており、計画通りに進まなかった。 今年度は、活動再開する団体も多い模様だが「3年間のブランク」が彼らの活動にどう影響を及ぼしているのかを見極めながら、最終年度の調査を進めていきたい。
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Strategy for Future Research Activity |
青森県弘前市での参与観察とインタビューで得られたデータの解析と検討を進めていく。その他の調査先については、担当者と調整を図り、可能なところからフィールドワークを再開させていきたい。高校生・大学生世代の彼らが、地域参加への継続性をはじめ、子ども観や遊び観をどのように見出しているのか、その過程をフィールドワークから検証していく。
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Report
(4 results)
Research Products
(2 results)