Project/Area Number |
19K02542
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09020:Sociology of education-related
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
横田 雅弘 明治大学, 国際日本学部, 専任教授 (90200899)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 郡衛 明治大学, 国際日本学部, 特任教授 (20205909)
山脇 啓造 明治大学, 国際日本学部, 専任教授 (30230600)
岸 磨貴子 明治大学, 国際日本学部, 専任准教授 (80581686)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2019: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
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Keywords | ダイバーシティ / まちづくり / 中野ダイバーシティフェスタ / 中野ダイバーシティ・ウォッチャーズ / 現場生成型研究 / 中野ダイバーシティ曼荼羅 / マイノリティ / 中野ダイバーシティ・プラットフォーム / 中野区 / ダイバーシティ推進 / 国内外先駆的事例調査 / キーパーソンのラウンドテーブル開催 / 中野区連携授業 / ダイバーシティ曼荼羅の作成 / HPの活用 / 異文化間教育 / 政策提言 |
Outline of Research at the Start |
ダイバーシティ推進の条例化をめざす東京都中野区をフィールドにして、ダイバーシティ施策実現のプロセスとダイナミズムを分析することで、地域におけるダイバーシティ施策の実践・研究モデルを構築する現場生成型研究である。焦点を当てるのは、ダイバーシティ条例の実質化にかかわるステークホルダー間の葛藤や対立がどう生起するのか、その是正のために効果的な施策は何かを調べて、現場生成型研究の手法で実践に結びつけていく。そのため、ベストプラクティス事例の調査、授業と連携したアクティブラーニングやアクションリサーチ、そして政策提言などを、関係するステークホルダーを巻き込んで実施していく。
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Outline of Annual Research Achievements |
異文化間教育学の現場生成型研究手法に則り、以下の成果を得た。 1.中野区が、区民の障害の有無、国籍、性的志向性などの多様性を受入れ、誰もがありのままで暮らせるまちになるために、これまでバラバラに活動してきた各種の当事者・支援者団体に本研究者らがアクセスし、各団体の代表者が集う会合を設定した。 2.2023年10月29日(日)に各団体がその活動を発表し、セミナーやワークショップなどを広く区民に開放する第2回中野ダイバーシティフェスタを明治大学中野キャンパスにおいて開催した。この中で、中野区は「アートでつなぐ人と人」をテーマとするシンポジウムを開催し、本研究者らも、やさしい日本語ワークショップ、多様性を受け入れるためのワークショップ、ヒューマンライブラリーなどを開催した。また、各団体へのインタビューで収集した中野区の課題をパネル発表した。フェスタの企画・運営・当日の様子などは報告書(『中野ダイバーシティフェスタ2023活動報告書』横田雅弘、p.81、2023.12.19)としてまとめ、参加団体等に配布した。 3.ダイバーシティ推進に関する中野区の課題を集め、発信して区民と共有し、中野区の課題を継続的にウォッチすることのできるネット(https://diversity-watchers.net/)を稼働させた。 4.これらの活動を大学中心に実施するのではなく、区民が自らの問題として活動し、継続的に運営する組織体制として、任意団体「中野ダイバーシティ・ウォッチャーズ」を立ち上げた。3月末までに2回の中核メンバーによるコア会議を開催している(第)。本研究者らはそのメンバーまたは顧問として参加し、これまでのノウハウをシェアすると同時に、今後も中野区の一員としてフェスタやネットの活動に参加していく体制を整えることができた。
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Report
(5 results)
Research Products
(6 results)