Project/Area Number |
19K02591
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09030:Childhood and nursery/pre-school education-related
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Research Institution | University of Nagasaki |
Principal Investigator |
林田 りか 長崎県立大学, 看護栄養学部, 准教授 (50326485)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | QOL / SOC / 育児 / 乳児期 / 胎児期 / 両親 / 調査票開発 / 調査票の開発 / 胎乳児期 |
Outline of Research at the Start |
育児不安や児童虐待を防止するために、胎児期から乳児期の子どもを育てる両親に焦点を当て、日本人に適したQOL(人生の質)調査票の開発を行うことと、胎児期から乳児期にかけて1年間の両親の子育て関するQOLおよびSOC(首尾一貫感覚)の変化を明らかにすることである。そして、問題となり得る夫婦の特徴を明確にし、夫婦が助け合い子どもを生み育てやすい環境を作っていけるような援助方法の一助とする。最終的に、問題を抱える両親の具体的な要因と改善策を専門職ととともに見出し、実践へつなげていくことを目標とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は親の育児不安や児童虐待を防止するために、胎児期から乳児期の子どもを育てる両親を対象に日本人に適したオリジナルのQOL調査票を開発すること、胎児期から乳児期にかけて継続的に両親の子育てに関するQOLおよびSOCの変化、モチベーション曲線の変化を明らかにすることを目的としている。 2019年度において研究実施計画『1.乳児期の子どもを育てる父親のQOL調査票の開発』では、乳児期の子どもを育てる父親へのインタビュー結果や既存の調査票の内容を参考に、乳児の父親用QOL調査票を作成し、保育施設に通う乳児の父親を対象にプレテストを実施した。統計学者のアドバイスを受け、調査票の妥当性・信頼性の詳細な分析を行った。 2020~2023年度には、分析結果をもとに乳児期の子どもを育てる父親のQOL調査票に関する概念領域や質問内容の精選作業および再検討を行い、調査票を作成した。さらに、研究実施計画『2.胎児期の子どもを育てる両親のQOL調査票の開発』においては、胎児期の両親へのインタビューを行い、その結果や国内外で開発された調査票の内容、これまで開発した育児のQOL調査票の概念領域の検証、質問内容等を参考に、胎児期の両親のQOL調査票を作成し、プレテストを実施、分析を行った。現在、乳児期の両親を対象とした本調査を実施中である。 今後は、胎児期の両親を対象に本調査を実施し、調査票を完成させる予定である。 なお、QOLに関連する研究成果は、国際QOL学会にて成果の一部を今後も報告する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2019~2023年度の研究計画実施状況について、研究実施計画に沿って理由を述べる。 研究実施計画『1.乳児期の子どもを育てる父親のQOL調査票の開発』:乳児期の子どもを育てる父親へのインタビュー結果や国内外で開発された調査票、今までに開発した乳幼児の両親のQOL調査票を参考に、乳児の父親用QOL調査票を作成した。乳児の父親を対象にプレテストを行い、調査票の妥当性・信頼性も含め統計学者のアドバイスを受け、詳細な分析を行った。その後、概念領域や質問内容の再構築、再検討を行い、本調査を実施中である。 研究実施計画『2.胎児期の子どもを育てる両親のQOL調査票の開発』:国内外で開発された調査票や、今までに開発してきた育児のQOL調査票の概念領域、質問内容を参考に、胎児期の両親のQOL調査票を作成し、インタビューおよびプレテストを実施・分析した。 研究実施計画『3.胎児期から乳児期の子どもを育てる両親のQOL、SOC等の変化』については、感染症拡大の影響により、日程調整に困難をきたしたため実施までには至っていない。関連するセミナーや研究会等の実施、国内外の学会および研究会への参加は行っている。以上のことより、研究実施計画については遅れていると判断する。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究推進方策について、研究実施計画に沿って述べる。 研究実施計画『1.乳児期の子どもを育てる父親のQOL調査票の開発』については現在、本調査を実施しているため分析を行い、調査票を完成させる予定である。 研究実施計画『2.胎児期の子どもを育てる両親のQOL調査票の開発』については、胎児期の両親のQOL調査票の分析結果をもとに再検討して本調査を実施し、調査票を完成させる予定である。調査人数や依頼施設は縮小する方針で、検討を行う必要がある。 当初の計画からかなり遅れたため、研究期間を再度1年延長した。研究実施計画『3.胎児期から乳児期の子どもを育てる両親のQOL、SOC等の変化』については、調査票開発研究の進捗状況を鑑み、調査期間を短縮して実施する予定である。
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