乳幼児と養育者の応答的な相互交渉を高める音楽的心理教育プログラムの開発と効果検証
Project/Area Number |
19K02605
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09030:Childhood and nursery/pre-school education-related
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Research Institution | Matsuyama Shinonome College |
Principal Investigator |
小池 美知子 松山東雲女子大学, 人文科学部, 非常勤講師 (60331873)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安藤 千秋 香川短期大学, その他部局等, 教授(移行) (70290583)
赤澤 淳子 福山大学, 人間文化学部, 教授 (90291880)
桂田 恵美子 関西学院大学, 文学部, 教授 (90291989)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 音楽的心理教育プログラム / 乳幼児 / 養育者 / 相互交渉 |
Outline of Research at the Start |
新「保育所保育指針」では,乳児保育と1歳以上3歳未満児の保育内容がより重視されるようになった。この時期は養育者との相互交渉により発達が進む時期である。音楽に はこれら相互交渉を一層容易にするツールとしての働きが期待できる。音楽活動としてのリトミックは乳幼児と養育者との応答的な身体活動を伴うために,両者の相互交渉を促進し愛 着への安定性に効果をもたらす可能性があるが,その効果検証はこれまで行われてこなかった。そこで,本研究では音楽教育と心理学を融合させ,リトミックを用いた乳幼児と養育者の相互交渉を高める音楽的な心理教育プログラムを開発し,その効果検証を行動評価と質問 紙法で行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,乳幼児とその親の応答的な相互交渉を促進するわらべうたやオノマトペを取り入れたリトミックプログラムの開発を第1の目的としており,開発したプログラムの実践を通して3歳未満児の乳幼児とその養育者の相互交渉に及ぼす影響の検討を第2の目的としている。 令和元年研究初年度は,3歳未満児とその養育者を対象とした親子密着のリトミックを用いた心理教育プログラムを開発した。令和2年度研究2年目は,初年度に開発したリトミックプログラムを対面にて実施予定であったが,コロナ禍の影響を受け対面によるセッションを断念した。対面の他にオンラインでのリトミックセッションの可能性を模索したが,一連のセッションの事前事後の親子相互の関わりの確認が困難であるため,オンライン実施も断念した。 令和3年度研究3年目は,コロナ禍の合間を縫って3歳未満児親子を対象としたプログラムが初めて実施できたが,被験者数は当初計画の半数にも届いてはいない。対面プログラムに加えて,広く一般の3歳未満児親子200組を対象にWEB調査による親子間の応答的相互交渉に関する量的調査を実施した。 令和4年度研究4年目は,再び,コロナ禍の再燃により,対面でのリトミックプログラム実施が叶わなかった。が一方で,令和3年度に実施した対面によるリトミックプログラムおよびWEB調査委による親子の相互交渉調査,これらの成果を学会において発表することができた。 しかしながら,未だ,研究の本義としている対面によるリトミックプログラム実施が機能していないため,令和5年度は当初4年計画の研究を延長し,リトミックプログラムの対面実施を行い,研究成果に繋げる予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
当初計画では,令和元年度開発の乳幼児とその養育者の応答的な相互交渉を促進するわらべうたやオノマトペを取り入れたリトミックプログラムを3か所の会場で実践予定であった。 しかし,令和2年度からのコロナ禍によって対面によるリトミックセッションの実施が困難な状況下となった。一時はオンラインによるセッションの実施も検討したが,親子の相互交渉の明らかな状況入手が困難なことからオンライン実施は断念した。 令和3年度は,ようやく対面によるプログラム実施が可能となったが,被験者親子数が少なく明らかな成果を得るには至らなかった。 コロナ禍の状況がその後も継続的に続いたため,令和4年度の対面によるプログラム実施に期待したがそれも叶わず,現在に至っている。つまり,コロナ禍の影響により対面のプログラム実施が全く進んでいないため,研究の進捗は遅れ言わざるを得ない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度は,愛媛県,広島県,香川県の3つの会場において,対面による3歳未満児親子の身体接触を中心としたリトミックプログラムを実施する。その際,6回連続のリトミックセッションの初回前および最終回6回目セッション後に10分程度の親子遊びの様子をビデオ撮影し,親子間の相互交渉を測定する。さらに,親子遊びのビデオ録画を行う初回および最終回6回目のリトミックセッションの様子もビデオ撮影し,それらの撮影動画から親子間の相互交渉の様相を明らかにする。これらのビデオデータおよび,リトミックセッションの事前・事後・および3か月後に質問紙によるアンケート調査の実施により,得られたデータに基づき,親子の身体接触を中心とした心理教育プログラムの効果検証を行う予定である。尚,愛媛県,広島県,香川県の3会場の参加親子は合計15組程度を予定している。
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Report
(4 results)
Research Products
(2 results)