保育学生の子どもへの視点と記述の変化:映像/文章素材による検討
Project/Area Number |
19K02620
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09030:Childhood and nursery/pre-school education-related
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Research Institution | Wayo Women's University |
Principal Investigator |
大神 優子 和洋女子大学, 人文学部, 教授 (40452031)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2020: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 保育者養成 / 子ども理解 / 映像 / 文章 / エピソード / 保育学生 / 子ども / 映像提示 / 文章提示 |
Outline of Research at the Start |
保育者を目指す学生、特に座学のみで実習経験がない段階の学生にとって、情報量の多い保育現場で子どもに対する視点を獲得するのは容易ではない。 本研究は、4年制大学の保育学生を対象とする。映像/文章素材で保育エピソードを提示し、これらの素材や実習経験によって「子どもの姿」のとらえ方(注目する点や記述内容)がどのように異なるのかを検討する。短期比較(最初の実習前/後)は質問紙調査による量的検討、長期比較(最初の実習前/複数回の全実習終了後)は個別面接による質的検討を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は研究開始4年目にあたる。計画では、対象となる保育学生の2年次と4年次の縦断研究のうち、4年次の調査を行う予定であった。しかし、初年度は新型コロナウイルス感染症拡大によって実習が中止となり、1年遅れの進行となっている。別年度で収集予定だった映像素材群・文章素材群の両群について、2回に分けて収集するよう計画を修正している。 2022年度はこの修正にしたがって、2022年度(1回目)と同一の手続きで2年次(2回目)の調査を行った。保育を専攻する学生(実習未経験)約50人に対し、映像または文章素材で提示された保育エピソードにおける子どもの評価や保育者としての対応が、最初の実習前後でどのように変化するか、また、その変化に学生自身の特性(多次元共感性尺度による)がどのようにかかわっているかを調査した。2020年度に調査したデータとあわせて各群60人、計120人の分析を進めている。当初予定よりも調査対象人数が少ないため、2020年度調査で仮決定していた分析方法の修正及び分類カテゴリの変更・統合を行った。分析結果の一部について学会発表を行った。 これらの結果を踏まえ、2023年度の4年次調査(1回目調査の2年後の追跡分)に向けたインタビュー項目を設定した。今回の調査対象者以外での予備調査も行い、さらに細かい手続きを修正する予定である。 また、昨年度に引き続き、保育エピソードの映像素材の一部を用いた成果について、保育者の対応に焦点を当てた論文発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の拡大により、2020年度に予定していた実習が中止(2021年度に延期)となったことを受け、一部計画を修正・延期した。現在、1年遅れで進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
感染状況を鑑み、調査方法を修正することで対応できている。2023年度は予定の1年遅れではあるが、当初予定通りの内容でインタビュー調査を実施できる見込みである。
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Report
(4 results)
Research Products
(7 results)