Efforts to Improve Competence and Emotional Expressiveness in Expression Activities of Preschool Children through Singing-Instruction
Project/Area Number |
19K02665
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09030:Childhood and nursery/pre-school education-related
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Research Institution | Gifu Shotoku Gakuen Junior College |
Principal Investigator |
長川 慶 岐阜聖徳学園大学短期大学部, その他部局等, 准教授 (70781300)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2021: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2020: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 歌唱指導 / メソッド / 歌声 / 音声 / 頭声 / 幼児 / 歌唱活動 / 保育者 / 裏声 / 表現 / 音楽活動 / 発声指導法 / 発声法 / 表現活動 / 歌唱指導法 / コンピテンス / 感性 / 発声指導 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、保育現場で使える保育者のためのスタンダードな歌唱指導法の開発を目的とする。 研究においては、①実態調査に基づいた教育学的、音楽技術的両側面からの歌唱指導方法の開発、②幼稚園での実地検証をふまえた歌唱指導法の確立の2つを柱に、幼児に適した歌唱指導のスタンダードプログラムの開発を目的とする。最終的に、子どもが「いかに美しい歌声で歌えるか」や「曲に合った表現ができるか」といった探求心をもって活動にあたり、それが「楽しい=遊び=美しく表現すること」となる「感性的表現力」が向上する指導法の確立をめざす。
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Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、2019年度以来となる、幼稚園での実地検証(幼稚園で子どもたちに対する歌唱指導)を実施した。実地検証は、2019年度に立案した指導計画をベースに、実地検証ができなかった期間(20~22年度)に行った研究指導計画の改善が加味されたものになっている。研究方法についても、指導効果に対するより明確なエビデンスを得るために、子どもたちを実験群と統制群に分けて指導を行った。両群の比較は、録音した音声データを用い、両者を比較して、両者の音声的な特徴の差異から指導の成果を導き出す方法を計画した。手順は、同一の楽曲を両群のクラスで歌唱してもらい、その歌声を録音する。そして、定めた回数の指導が終了した後に、再度両方のクラスの歌声を録音して、音声的な特徴から、指導前と指導後の歌声を比較することとした。さらに、比較検討のために、児童合唱団団員の歌声の録音も行った。なお、統制群の子どもたちへの教育機会の均等を図るため、実験群の指導が終わった後に、統制群にも実験群と同様の指導を行った。しかしながら、当日の録音機材のトラブルなどにより、現在まで必要十分のデータを得ることができていない。さらに、実地検証を開始できた時期が9月と遅く、統制群への指導の時間も確保する必要があったため、録音の再実施も困難であった。 上記の理由から、2019年度と比較して、実証実験の面で新しい研究成果を得ることはできなかった。よって、現状では学会発表や論文執筆には至っていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
これまでの研究の経過と成果は、次の通りである。 ①2019年度に行った実証実験(幼稚園で子どもたちに対する歌唱指導) ②2020~22年度年度に取りまとめた実証実験に対する考察 ③2023年度に行った実証実験 2019年度は、約9カ月間幼稚園に出向き、子どもたちに対して歌唱指導を行った。ねらいとしては、園での活動を通じて、子どもの実態、園の実情を把握し、それを歌唱指導メソッドに反映するためである。2020年度以降は、2019年度に行った実証実験の中から、特に指導効果が認められた活動を中心に考察を行い、実践報告として所属校の学内紀要(岐阜聖徳学園大学実践科学研究センター紀要)に4篇投稿した。本研究の当初の構想としては、2020年度までに実地検証を終了して指導の大まかなメソッドの体系化を行い、2022年度以降に、歌唱指導メソッドを現場の保育者に利用してもらい、現場の保育者が使用した際の効果を検証しながら改良を図り、指導メソッドを実装する予定としていた。しかし、新型コロナウイルス感染症(以下、Covid-19)が流行し、特に集団での歌唱が感染拡大につながる行為とされたため、現場での実地検証が不可能となった。本研究の目的は、より実用的で汎用性の高い歌唱活動メソッドを開発することであり、子どもへの歌唱指導は本研究の核心部分である。2020年度以降の実証実験への考察では、指導方法を見直し、より実用的な活動や指導のアイデアを考案する機会となったが、仮説の検証が十分に行うことができていない。2023年度は実証実験を再開できたが、開始時期が9月と遅く、十分な指導時間が確保できなかったことから、研究は依然として大きく遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
現状は、指導メソッドの体系化へ向けたデータの蓄積は進みつつあるものの、必要十分な水準には至っていない。2020年度以降に立てた仮説も十分に検証ができていない。さらに、指導効果の明確なエビデンスにも欠けていることから、幼稚園での実地検証(幼稚園で子どもたちに対する歌唱指導)を継続して実施し、指導メソッドの体系化を目指すこととする。 指導効果のエビデンスについては、新しい研究手法として音声比較による指導効果の検証を予定している。指導実施前、指導実施後に子どもたちの歌声を録音し、結果を定量的に分析することで、より客観的なエビデンスを得ることが期待できると考えている。音声比較については、すでに音響の専門家に協力を依頼している。 実地検証については、基本的に昨年(2023)度の計画に沿って指導を実施するが、子どもたちが声を出す遊びから、歌唱に移る段階で問題が生じている。この課題を解消するために、遊びからより自然に歌唱に入り、目標とする歌声を導き出せるよう、新しい歌唱教材を導入する予定としている。歌唱教材については現在開発中である。
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Report
(5 results)
Research Products
(8 results)