Project/Area Number |
19K02726
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09040:Education on school subjects and primary/secondary education-related
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
小池 研二 横浜国立大学, 教育学部, 教授 (90528382)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2019: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
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Keywords | 国際バカロレア / 探究的な学び / 概念学習 / 教科横断的な学び / IBATL / 中学校美術 / 知の理論(TOK) / 美術館による市民教育 / 工芸教育 / 美術教育 / Approaches To Learning / 探究の問い / 中学校教育 |
Outline of Research at the Start |
国際バカロレアの趣旨や特徴を新学習指導要領における日本の美術教育に応用し教育的効果を高める。具体的には①異校種間との連携,教科横断的な学習についてIBの視点から調査,②IBの汎用的スキル(Approaches To Learning = ATL),ディプロマプログラムの「知の理論(TOK)」等教科を超えた学びを調査,③美術館等の社会教育施設についてIBの視点から調査し,社会とつながる美術教育について検証,④諸外国のカリキュラム改革調査を継続し,IBと比較検討,等である。学習指導要領の下で,IBの長所を応用することにより探究的な概念理解を実感できる美術科の学習プランを提案し,社会に還元する。
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Outline of Annual Research Achievements |
新型コロナ感染がひとまず収束の方向にあり,調査研究を再開できた。附属学校の調査では附属A中学校で2年生を対象としたシンボルマークのデザインの授業において,概念理解による美術の授業について「事実的な問い」「概念的な問い」「議論の余地のある問い」の3つの探究的な問に関するアンケート調査を行うことができた。附属B中学校では教員が異動により変わったため,再度国際バカロレア教育の内容及び,本科研費研究の目的や意義について説明をおこない,研究について理解を得た。附属B中学校でも探究的に学ぶためのテーマ設定や問いの設定等を行うことができた。調査については年間を通して概念理解や,国際バカロレアの汎用的スキルであるATLスキル(Approaches to Learning skill)について各自が確認できるようなワークシート案を作成するところまで進んだ。国際バカロレアを実施している認定校調査及び社会教育施設で教科横断的な学びを行っている美術館博物館を調査することができた。国内では高知国際中学校高等学校,高知県香美市立大宮小学校,香北中学校は公立の国際バカロレア認定校であり,公立に於ける国際バカロレアを実施する意味について調査することができた。大阪府立水都国際中学校,高等学校では高校の授業を調査をした。私立学校では東京家政大学附属中学校を調査した海外ではボン国際学校,デュッセルドルフ国際学校を調査した。両校とも,小,中,高児童生徒対象の調査を行った。博物館等の社会教育施設では,ボン市美術館でのワークショップ活動見学,ケルン市ラウテンシュトラウフ・ヨーフト博物館での民俗学的な学習ガイドツアー参加,デュッセルドルフ市クンストパラストでは,展示や活動の説明,等の調査ができた。2023年度はこれらの調査を生かして成果をまとめていきたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナの影響で調査は停滞気味であるが,附属学校等での生徒対象のアンケート調査を再開できた。具体的な調査分析まではできなかったので2023年度に行いたい。国内外の調査活動についても再開できた。しかしその数は十分ではなかった。調査結果について分析するところまで進まなかった。以上のような状況で学会発表等の成果発表まではいかなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
附属学校での調査を本格的に実施する。附属A中学校では職員の異動があったので再度研究協力を依頼し,調査を継続する。アンケート調査の実施及び分析を行い,国際バカロレアの探究的な概念学習を利用した教育が,日本の教育にどの程度意義があるのかを明らかにする。結果は報告書にまとめ,学会発表,論文発表を行い成果を社会に還元する。
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Report
(4 results)
Research Products
(2 results)