国際連携研究による形成的評価を視点とした家庭科探究型モデルの開発
Project/Area Number |
19K02808
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09040:Education on school subjects and primary/secondary education-related
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
綿引 伴子 金沢大学, 学校教育系, 教授 (90262542)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒井 紀子 福井大学, 学術研究院教育・人文社会系部門(教員養成), 名誉教授 (90212597)
鈴木 真由子 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (60241197)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 形成的評価 / 探究型学習 / 授業開発 / コンピテンシー / 家庭科教育 / 探究学習 |
Outline of Research at the Start |
米国(2018年)、フィンランド(2016年)、スウェーデン(2011年)、アイルランド(2018年)、日本(2020-21年)の最新の教育課程に注目し、家庭科で必要なコンピテンシー獲得のための学習構造、その形成的評価方法に関して、5カ国を比較研究しながら、思考力、判断力、表現力を育む家庭科の探究型学習とその形成的評価のモデルを開発し発信する。 研究の独自性と創造性は次の点にある。 ・上記5カ国の研究者や実践家との国際的連携により研究を遂行する。 ・探究型授業実践及び形成的評価方法について理論と実践の往還を重ねながら追究し、コンピテンシー・学習・評価をパッケージ化したものを[探究型モデル]とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
[最終年度] 2023年10月末から11月初旬に、フィンランドとスウェーデンにてプロセス評価を用いた探究型の授業について調査を行った。フィンランドでは、教育庁の家庭科担当者やヘルシンキ大学、イースタン・フィンランド大学の研究者にヒアリングを実施するとともに、新カリキュラムにおける中学1年生の家庭科の授業参観を行った。スウェーデンではウプサラ大学の家庭科部局を訪問し、ヒアリングを行った。また、マレーシアでのアジア家政学会(2023年8月)に参加の際に、マレーシア、オーストラリア、イギリスの家庭科教育についての情報収集・意見交換を行った。 これまでの調査により入手した資料を分析し、解明されたコンピテンシー獲得や評価手法を参考に日本版家庭科探究型学習・評価モデルを開発し授業実践により検証した。中学校教師2名、中高学校教師1名、高等学校教師3名の計6名の研究協力者とともに、オンラインによる合同研究会を9回開催した。研究会では、モデル授業と評価法の計画と検討、授業実践、振り返りによる授業と評価法の改善を、各学校種の協力者個人と他メンバーとの協働で実施した。 [研究期間全体] 欧州および米国の最新の教育課程と日本の改訂学習指導要領とを分析し、家庭科で育成するコンピテンシーを明らかにするとともに、国際連携のもとで家庭科の探究型学習・形成的評価モデルを開発し発信することを目的に研究を行った。以下の成果が得られた。1)欧州および米国の家庭科における探究型学習とその評価について、授業観察や研究者・教師へのヒアリング調査により資料を収集し分析した。2)小中高家庭科教師との協働のもと、理論と実践を往還させながら日本における形成的評価を視点とした家庭科探究型モデルを開発し提案した。また、他国の研究者や家庭科教師との討議のもとで研究結果を共有化した。
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Report
(5 results)
Research Products
(21 results)
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[Book] 求められる家庭科の変革2023
Author(s)
綿引伴子他11名、高校家庭科教科書検討会(編)
Total Pages
176
Publisher
ドメス出版
ISBN
9784810708646
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