Project/Area Number |
19K02816
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09040:Education on school subjects and primary/secondary education-related
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Research Institution | Fukuoka University of Education |
Principal Investigator |
飯田 慎司 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (20184351)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 特設型問題解決 / 資質・能力 / 数学的な考え方 / 問題解決型授業 / 理論と実践の往還 |
Outline of Research at the Start |
指導内容の系列として記述されてきた学習指導要領とその実現としての教科書においては、各単元の導入や応用段階での問題解決教材が注目されやすいが、実際の授業では、知識・技能の指導に追われ、数学的な考え方などの学習者の資質・能力の育成が十分ではなく、それを補完すべき特設型問題解決はほとんど実践されていない。 このような現状を打開していくために、資質・能力の育成を主眼とする特設型問題解決教材の開発を推進する研究を附属小学校や公立小学校の算数科教師と協同で行い、その成果を教育現場に発信していくことによって、算数科における数学的な考え方などの資質・能力の育成を支援していくことが本研究の目的である。
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Outline of Annual Research Achievements |
研究協力者(算数科教師)からの提案をもとに研究会を開催して教材研究を行い、研究代表者が精緻化して特設型問題解決教材を開発した。 研究協力者は、「音符の問題」および「畑の問題」をもとに8月に実施した研究打ち合わせ会における教材研究を参考にして、担当学年の教材案を提案した。研究代表者は、9月の日本教科教育学会全国大会において、「音符の問題」および「畑の問題」を事例とした教材研究についての学会発表を行うとともに、研究協力者とメールでの協議を行いながら、12月末までに教材開発の原案を取りまとめた。 2月に研究打ち合わせ会を開催し、取りまとめた原案をもとにした協議を行うとともに、学年毎に精緻化していき、特設型問題解決教材集を作成した。この研究成果は、研究協力者を起点として、各地区の算数科教師に提供されていき、2020年度以降の算数科の特設型問題解決指導に活かされていくことが期待される。 また、小学校高学年の式に関する特設型問題解決指導が中学校数学科における文字式の学習につながっていくところを、福岡教育大学附属久留米小学校の廣木教諭に実践していただき、「新しい算数研究」誌に共同執筆して掲載された。
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