Comparative Study of Inclusive Education and Society in Vietnam and ASEAN
Project/Area Number |
19K02923
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09060:Special needs education-related
|
Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
黒田 学 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (10293581)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2020: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
|
Keywords | 障害者 / インクルーシブ社会 / インクルーシブ教育 / 障害者雇用 / 障害者福祉 / ASEAN / ベトナム / カンボジア / 障害者権利条約 / 専門家養成 |
Outline of Research at the Start |
本研究は「ASEANにおけるインクルーシブ教育と社会構築の課題―ベトナムを軸とした比較研究」をテーマに、国連・障害者権利条約(CRPD)に従ってASEAN(東南アジア諸国連合)における障害者施策、インクルーシブ教育と社会構築への具体的方策を海外研究協力者の協力を得て現地調査を踏まえ提示することである。特に著しい経済成長で中進国(中所得国)に到達したベトナムを軸に比較研究を行い、ASEANにおける障害者施策の専門家養成(教員養成、社会福祉士養成等)と障害者の自立と就労、社会参加に関わる課題解決に向けた提起を行う。ASEAN加盟国10カ国において名目GDP中位に位置するベトナムを軸に比較検討する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
研究課題「ASEANにおけるインクルーシブ教育と社会構築の課題―ベトナムを軸とした比較研究」に関わる文献、資料の収集と整理、サーベイを行った。2020年当初からの新型コロナウイルス感染症の拡大状況に対応するため、2020年度および2021年度は当初予定の現地調査を断念した。2022年度は、入国制限、出国の見合わせが緩和され、2022年9月にコロナ禍以後の初の調査として、ベトナムの首都ハノイ及びホーチミン市を訪問した。 また、前後するが7月4日には、公開研究会として、名古屋大学の招聘により来日中であったハノイ師範大学特別教育学部専任講師のディン・グエン・チャン・トゥ氏による講演「ベトナムのコロナ禍における障害のある子どもたちの教育と生活について」等の企画を実施した。あわせてカンボジアについては、インターネットを通じて、現地の研究者とのメールやZOOMを利用して、研究情報の交換を適宜行い、最新の状況を間接的に把握することとした。 これらの研究活動を通じて、コロナ禍における障害者の実態を把握することは重要な研究課題の一つであり、ASEAN諸国ではコロナ禍による経済状況の後退、それに伴う失業や貧困といった社会問題が危惧され、障害者の生活状況と保健・医療の関連、就労・雇用状況の困難さは、より厳しさを増していることが明らかとなった。 したがって、障害と貧困・格差問題との関連に注視しつつ、ASEAN諸国への現地調査を実施することを計画し、実態把握に引き続き努めたい。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
「やや遅れている」要因は、当初予定の現地調査が、新型コロナウイルス感染拡大への対応のため遅延してきたためである。2022年度は、①来日されていたベトナム人研究者との研究交流、②ベトナムへの現地調査、③カンボジア現地の研究者とのインターネットによる情報交換にとどまることとなった。新型コロナウイルスの収束状況を見極めながら、2023年度には、ASEAN諸国への訪問、現地調査を実施できるように努めるとともに、研究計画を吟味しながら展開させたい。
|
Strategy for Future Research Activity |
研究課題に関わる資料および文献収集、先行研究の整理、サーベイについては引き続き取り組みつつ、現地調査の可能性を追求する。2023年度においては新型コロナウイルスの感染収束の状況を見極め、ASEAN諸国への入国制限の緩和状況等を踏まえ、現地の研究協力者と連絡を取りながら(メール、ZOOMでのやりとり等)、遅延してきた研究計画を見直し、立て直しを図りたい。
|
Report
(4 results)
Research Products
(7 results)