拡散的思考の支援を基盤としたアーギュメント生成を促進する学習環境の開発
Project/Area Number |
19K03097
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09070:Educational technology-related
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Research Institution | Hiroshima Shudo University |
Principal Investigator |
西森 章子 広島修道大学, 人文学部, 教授 (50294012)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 根拠産出トレーニング / 裏づけ発想トレーニング / 思考支援 / ICT環境 / LMS / 大学生 / アーギュメント / 意見文 / 原因推測 / 高校生 / 拡散的思考 / 協同学習 |
Outline of Research at the Start |
本研究課題の学術的な「問い」は,学習者の拡散的思考を促進する学習環境とは何か,PCを中心とする学習環境によって学習者間の思考の共有は可能か,である。 申請者は,ワークブック教材2種を開発し,中学生・高校生・大学生を対象に実験し,教材の構成原理と教育的効果との関連性を検討してきた。これまでに,それぞれの教材の利用により学習者の拡散的思考が促進されること,アーギュメント(意見文)生成時の学習者の思考に変化がもたらされることが示されている。その一方で,学習環境の適切性,個々の思考内容の共有化(協同学習)の可能性については未検討であった。そこで,これら2点を課題として本研究は進められる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題の核心をなす問いとして「学習者の拡散的思考(発想)を促進する学習環境とはどのようなものか」がある。このとき、拡散的思考を促す問題がどのように提示されるか(提示様式)と、その問題を承けて学習者は自らの思考をどのように記述するのか(アウトプットの方法)、結果として記述された思考はどの程度の量となるのか、またどのような質にあるのかを検討する必要がある。 2023年度は、これまでは「ある主張」に基づく「理由(根拠)」を考えるように求めることから、問題を変化させた。具体的には「ある意見」に対する「裏づけ」を考える問題とし、提示様式(紙ベース)・アウトプット方法(筆記)での発想について大学生120名を対象として、データ収集をおこなった。一般的に発想するのがより困難とされる「裏づけ」に焦点を当てたのは、いわゆる「主張(○○するべきだと考える)→理由(なぜなら○○だからだ)」といった意見の叙述に学習者が十分に対応できていると判断されたためである。 その他2023年度は、提示様式(PCベース)・アウトプット方法(タイピング)での発想を促す学習環境として、学習管理システム(LMS)に基づく学習環境の準備を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナ感染拡大については収束したものの、対象とする学習者(主に大学生)の確保が非常に困難な状態が続いた。同様に、学外との研究交流、特に対面状況での打ち合わせや研究内容の検討が十分にできなかったことから、進捗状況としては遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
学習管理システム(LMS)に基づく学習環境については準備が進んでいることから、PC環境(モニタ提示・タイピング)及びタブレット端末環境(モニタ提示・タッチペンによる筆記)での調査が実現できると考える。特に少人数の学習者を対象として、拡散的思考(発想)がどのように促進されるのかの観察とデータ収集をおこなうこととする。
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Report
(5 results)
Research Products
(3 results)