発達障害児支援に向けた小学校普通教室の構造化のニーズと可能性
Project/Area Number |
19K04762
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 23030:Architectural planning and city planning-related
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Research Institution | Fukuyama University |
Principal Investigator |
佐々木 伸子 福山大学, 工学部, 准教授 (90259937)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
下倉 玲子 呉工業高等専門学校, 建築学分野, 准教授 (50510442)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2019: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | 発達障害 / 特別支援 / 通常学級 / インクルーシブ / 構造化 / 通常学校 / 個別の配慮 / 空間的配慮 / インクルーシブ教育 / オープンスペース / 不登校 / 校内支援拠点 / カームダウン / 合理的配慮 / 行動特性 / 特別支援教室 / ASD / ADHD / 落ち着き空間 / 普通教室 / 行動問題 / 特別支援教育 / 小学校 |
Outline of Research at the Start |
インクルーシブ教育に対する理解が進む中、発達障害のある児童が特別な教育的支援をうけながら通常学級に在籍するケースが急増している。これにより普通教室は特別な支援を必要とする空間としても機能することが求められるが、特別支援教室と比べると障害への空間的配慮に乏しい。 本研究では、発達障害のある児童が在籍する普通教室を対象として、障害による問題を発生しにくくするための「教室の構造化」を検討する。そのために発達障害児が通常学級で抱える困難の実態を明らかにし、空間的配慮へのニーズと具体的な設置方法の収集分析、検討、提案を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は発達障害のある児童が通常学級で抱える困難の実態を明らかとし、学校施設空間での空間的配慮の具体的な方法を収集分析することで普通教室において障害による問題を発生しにくくするための「教室の構造化」の方法を検討することを目的としている。 2023年度はコロナ禍で実施できなかったスウェーデンの調査が実施でき、通常学校におけるインクルーシブ教育の空間要素を明らかとした。国内調査では、発達障害への具体的な空間的配慮の事例収集として、教室で学習することが困難な生徒を対象とした学校内適応指導教室について行動観察調査を行い、特別な配慮の必要な生徒のための支援空間の整備要素を明らかとした。 コロナ禍の影響で1年延長した5年間の研究成果として以下があげられる。初年度は通常学級に在籍する通級指導を受ける児童について担任への調査から通常学級の発達障害への個別の配慮の実態を明らかとし、教室の課題を整理した。2年目は発達障害を持つこどもの親の会を対象として、障害特性に対して学校と家で行われている配慮の実際を明らかとし、落ち着き空間に関する知見を得た。3年目はこれまでの事例分析より、特別な教育支援の内容から現在の学校を5タイプに分類し、特別な支援が行われる場について空間配置を分析して4タイプを示した。4年目はインクルーシブ先進国としてオーストラリアの学校調査を行い、児童の行動観察調査より、空間の使われ方と個別の配慮の実際を明らかとした。国内では、通常学校における個別の配慮に関する児童の行動観察調査から教室だけでなく周辺空間の利用が重要な要素となっていることを明らかとした。5年目は教室の構造化の具体的な事例収集を目的としてスウェーデン調査を実施し、児童の感覚特性と行動に配慮した空間の特徴を明らかとした。以上の事例及び分析結果より普通教室の構造化の条件を明らかとし今後の可能性としてのモデルプランを作成した。
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Report
(5 results)
Research Products
(19 results)