Project/Area Number |
19K04886
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 25010:Social systems engineering-related
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Research Institution | Chiba Institute of Technology |
Principal Investigator |
鴻巣 努 千葉工業大学, 社会システム科学部, 教授 (20316805)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | ワークモチベーション / コミットメント / 人材開発 / タイ / ベトナム / 人的資源 |
Outline of Research at the Start |
日本の産業界にとってアセアン地域は生産拠点および消費市場としてその重要性が高まっている.本研究では,アセアンにおける経済活動の中心的役割を担っているタイおよびベトナムを対象とし,現地採用人材のワークモチベーションや組織コミットメントの特徴について調査する.また,当該地域における人材育成の問題点を探り,プロジェクトを成功に導くことができる人材調達および育成に関する提案を行う.
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Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は,渡航制限の解除により2022年度に引き続いて現地における研究活動を進めることが可能となり,「課題① 組織コミットメントに関するタイ人およびベトナム人労働者に関する研究」および「課題② タイ人およびベトナム人労働者のワークモチベーションに関する研究」については,予定していた調査を完了した. 2022年度の研究成果に基づいて質問項目を精査し,この結果に基づいて社会人向けの質問紙を再構成した.先行研究において議論されている規範的・存続的・情動的コミットメントに加え,価値的コミットメントおよび因果関係が想定される12の変数を追加した.ワークモチベーションについては,集団主義・職場環境等に加え,対人信頼や開放性等の性格特性変数を追加した.さらに,進捗管理や将来的展望に関する変数として先送り志向に関する質問項目を設けた.予備調査として日本人・タイ人・ベトナム人学生への調査および分析を完了した.組織コミットメントに影響を与える要因として楽観性および不確実性の回避が抽出された.また、インタビューからこれらの変数の背後に進捗管理に関する考え方,ビジネスコミュニケーションに関する文化的相違があることが推察された.社会人に対する本調査は,タイおよびベトナム企業からの調査協力により,2023年度において質問紙調査を完了した.調査結果については,予備調査に基づいて枠組みを修正のうえ,引き続き分析する予定である. 「課題③ 人的資源の特性をふまえたプロジェクト成功のための人材調達および育成に関する研究」については,スコープを変更し,人材育成における進捗管理およびビジネスコミュニケーションに関する問題に焦点を絞り,追加調査を行うこととした.また,EVMを中心とした進捗管理技法の導入に関する調査を追加することとした.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
渡航制限により2022年8月まで当初計画よりも大幅に遅延していたが,年度後半から調査を再開し,2023年度においては当初予定していた課題3のうち2課題に関する調査を完了した.調査チームの再構成およびスコープの変更により課題3において遅延が生じているものの,2022年度と比較すると順調に進展している.
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度に収集した学生に対する予備調査の分析を完了し,社会人に対する調査データの分析を進めている.課題3については,課題1および2に関する分析結果を調査チームで共有するとともに,進捗管理およびビジネスコミュニケーションに関する調査を進める予定である.
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