Project/Area Number |
19K06943
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 46030:Function of nervous system-related
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
阿久津 仁美 岩手医科大学, 医学部, 助教 (30398482)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加茂 政晴 岩手医科大学, 歯学部, 研究員 (40214564)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2021: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2019: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | フェロモン / 尿中生理活性物質 / 行動観察 / ラット / 鋤鼻感覚細胞 / 免疫組織化学 / 神経活性化 / 雌性フェロモン / 中枢神経 / 最初期遺伝子 / 脳 / 雌ラットフェロモン / カルシウムイメージング / バイオアッセイ / 鋤鼻器 / 免疫染色 |
Outline of Research at the Start |
申請者らは雄ラット鋤鼻器生スライスカルシウムイメージングバイオアッセイ系を用いて,雌ラット尿中に雄ラット鋤鼻感覚細胞を活性化させる生理活性物質が含まれることを見いだしている。本研究では,その技術を用いて,HPLCにて分離精製した尿分画を成分分析して尿中新規生理活性物質(新規フェロモン)を同定する。同定した新規フェロモンを雌雄ラット個体に暴露して,中枢神経系の活性化された部位を検出し,フェロモン効果の出力系回路を特定する。高次中枢における神経制御の,雌雄・成長レベル・性成熟の度合い・性腺の有無という条件による違いを比較検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
ラット雌性尿中生理活性物質が成熟雄ラットに与える行動的影響とその行動発現に関わる中枢神経回路の解明を目的として、昨年度に行動試験をおこなったラットから採材した組織を用いて、今年度は尿中生理活性物質を含むと思われる雌ラット発情前期尿に接した雄ラット(ニオイをかぎ、直接舐めるなどの接触を確認したラット)の鋤鼻感覚細胞活性化の痕跡を、免疫組織化学にて検出を試みた。 発情前期尿に接した雄ラットの吻部は、4%パラフォルムアルデヒド(PFA)にて全身灌流固定後に、後固定を経て、30%sucroseにて耐凍処理をおこなった後に、コンパウンド包埋をして‐30℃にて保存された。クリオスタットにて20µm厚の凍結切片を作製し、免疫組織化学染色に共試した。雌ラット尿の代わりに生理的食塩水に接触したラットの吻部も、同様の処理を経て凍結切片を作製し、コントロールとして免疫組織化学染色に共試した。抗体は、抗olfactory marker protein(OMP)抗体と抗phospho-S6 Ribosomal protein(pS6)抗体を用いて、OMPを発現する機能的成熟鋤鼻感覚細胞の、雌ラット尿中生理活性物質受容による活性化を可視化することを試みた。 結果として、pS6の発現は認められず、鋤鼻感覚細胞の尿中生理活性物質の受容による活性化は検出できなかった。今後は、やはり神経の活性化の痕跡の検出に用いられc-Fos抗体を用いて、同様の検証をおこなっていく。
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