Oncofertility視点に基づく若年癌患者の性腺機能不全の漢方治療法の確立
Project/Area Number |
19K07876
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52010:General internal medicine-related
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
曲 寧 東海大学, 医学部, 准教授 (70527952)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 正裕 東京医科大学, 医学部, 主任教授 (00232471)
亀谷 美恵 東海大学, 医学部, 客員准教授 (50338787)
坂部 貢 千葉大学, 医学部, 特任教授 (70162302)
善本 隆之 東京医科大学, 医学部, 教授 (80202406)
寺山 隼人 東海大学, 医学部, 准教授 (00384983)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 卵巣機能 / 性周期 / 抗がん剤投与 / 漢方薬 / 妊娠率 / 精巣 / 精子形成 / 漢方薬単独投与 / 漢方薬併用投与 / 放射線療法 / 自己抗体 / 抗癌治療 / 不妊症 |
Outline of Research at the Start |
小児・若年癌患者に対する抗癌治療による不妊症は深刻な問題であり、男女ともに抗癌治療後の生殖腺機能不全への有効な予防・治療法が必要とされている。応募者らは、昨年、漢方薬の1つ牛車腎気丸が、抗癌剤投与したマウスの精子形成障害を改善することを見出した。本研究では、2・4・6週齡雄/雌マウスを用いて、その他の補中益気湯や八味地黄丸なども含め種々の漢方薬による性腺機能不全の改善効果や、その作用機序を明らかにし、小児・若年癌患者の抗癌治療後の副作用の漢方治療法を確立する。
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Outline of Annual Research Achievements |
今までにブスルファン投与後のマウス精子形成障害に対して牛車腎気丸(TJ107)や八味地黄丸と補中益気湯(TJ7・TJ41)合わせ処方を含有させた餌投与群に、TJ7・TJ41の併用投与はTJ107と同様に有効な治療効果をもつことが示唆された。昨年度は抗癌治療による卵巣機能障害に対して漢方薬の改善効果を調べた。今年度は再現実験を実施し、昨年度と同様に4週齢メスマウスにブスルファン(40 mg/kg)を腹腔投与し、60日後から牛車腎気丸(TJ107)を含め飼料(TJ107飼料群:ヒト投薬量を体重換算して5倍のTJ107餌)とTJ107を含めない通常の飼料(通常飼料群)を60日間自由摂取させた。120日目からTJ107飼料群と通常飼料群共に各2 匹のメスマウスと8-10週齢のオスマウスを同一ケージに入れて自然交配させ、自然妊娠率、自然分娩により生殖機能を評価した。出産したマウスについては出産2週間後から毎日腟内容物のスメアを作成し、クリスタルバイオレット染色による発情前期・発情期・発情後期・発情間期4つのマウスの性周期に分類した。TJ107飼料群では通常飼料群に比べ、性周期の乱れ,妊娠率および分娩率の低下が改善された。採取した卵巣で連続パラフィン切片を作成して、炎症細胞浸潤、原始卵胞や一次卵胞数による卵巣機能障害と改善程度を組織的に解析している。またまた卵巣予備能のマーカーであるAnti-Mullerian Hormone・inhibin Bの血中濃度を測定し、卵巣から分離・精製した卵胞細胞、前胞状卵胞での発現をリアルタイムRT-PCRや免疫組織化学的に解析している。各群マウスの卵巣からRNAを抽出し、卵胞形成に関連する卵母細胞と顆粒層細胞の相互作用因子と卵巣内マクロファージについて調べ、リアルタイムRT-PCRや免疫組織化学的に解析し発現量の差を比較する予定している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当時の実験予定は各2 匹のメスマウスと8-10週齢のオスマウスを同一ケージに入れて自然交配させ、自然妊娠率、自然分娩により生殖機能を評価し、出産したマウスについては出産2週間後から毎日腟内容物のスメアを作成し、クリスタルバイオレット染色による発情前期・発情期・発情後期・発情間期4つのマウスの性周期に分類する。抗がん剤投与のメスマウスの性周期の乱れによる研究遂行に想定以上に時間がかかりました。
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Strategy for Future Research Activity |
ブスルファン投与から120日まで経時的に採取した卵巣で連続パラフィン切片を作成して、炎症細胞浸潤、原始卵胞や一次卵胞数による卵巣機能障害程度を組織的に解析している。また卵巣予備能のマーカーであるAnti-Mullerian Hormone(AMH)・inhibin Bと卵胞発育に関連するサイトカインの変化を調べる。AMHとinhibin Bの血中濃度を測定し、卵巣から分離・精製した卵胞細胞、前胞状卵胞での発現をリアルタイムRT-PCRや免疫組織化学的に解析する。サイトカインとして、卵胞発育に対する影響が明らかなlL-1・TNFα・TGFα,β・interferon・IL-6・GM-CSF・MCSF・G-CSFを中心に検討する。さらに各群マウスの卵巣からRNAを抽出し、卵胞形成に関連する卵母細胞と顆粒層細胞の相互作用因子(OMI・MPF・GDF-9・BMP-15・c-kitリガンドなど)と卵巣内マクロファージについて調べ、リアルタイムRT-PCRや免疫組織化学的に解析し発現量の差を比較する。
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Report
(4 results)
Research Products
(17 results)