Project/Area Number |
19K08050
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52030:Psychiatry-related
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
小野 慎治 長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 客員研究員 (70418820)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2019: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
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Keywords | 臨床精神医学 / 臨床精神分子遺伝学 |
Outline of Research at the Start |
我々は,正常圧水頭症発症家系解析によって,繊毛‐鞭毛関連タンパク遺伝子の一つであるCFAP43遺伝子が発症原因であることを発見した。CFAP43遺伝子の他に, これまで Cfap54遺伝子やGemc1遺伝子の変異が繊毛病として正常圧水頭症をきたすことが報告されており, これらCFAP群の変異によって正常圧水頭症を発症している症例も多く存在すると考えられるが, その検証は未だなされていない。そこで我々は, 認知症患者でのCFAP遺伝子群を含む繊毛構成タンパク群の変異スクリーニングを行い, 認知症群での保有頻度を検証することで, 診断および治療への基本知識としたい。
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Outline of Annual Research Achievements |
我々は,正常圧水頭症発症家系解析によって,繊毛‐鞭毛関連タンパク遺伝子の一つであるCFAP43遺伝子が発症原因であることを発見した。CFAP43遺伝子の他に, これまで Cfap54遺伝子やGemc1遺伝子の変異が繊毛病として正常圧水頭症をきたすことが報告されており, これらCFAP群の変異によって正常圧水頭症を発症している症例も多く存在すると考えられるが, その検証は未だなされていない。そこで我々は, 認知症患者でのCFAP遺伝子群を含む繊毛構成タンパク群の変異スクリーニングを行い, 認知症群での保有頻度を検証することで, 診断および治療への基本知識としたい。 水頭症患者100検体を用いてCFAP43遺伝子を含む100個の線毛関連遺伝子に対してillumina社のパネルを用いて100遺伝子についてのエンリッチメントを行いillumina社MiSeqターゲットシーケンスを行った。得られた結果をAllele frequency panel 8,380 Japanese Individuals on hg19/GRCh37 in ToMMo 8.3 (jMorp)で比較し、p>0.05のものだけを抽出した。 その結果、CFAP43遺伝子をはじめ22個の遺伝子において, 4個のframeshift変異と23個のミスセンス変異を同定した。このうちframeshift変異4つについては, マウスでどのような表現型をもたらすのか確認するためにCRISPR/Cas9法で変異導入マウスを作成した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
100検体を用いたターゲットシーケンスは既に解析済みである。病的意義が高いと思われるframeshift変異4つについて変異導入マウスを作成しており、今年度中にそれらマウスを用いた解析を行っていく予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
変異導入マウスに対して、組織学的検査を行い、脳室の拡大の有無や、電子顕微鏡を用いての線毛の構造解析を行う予定である。また得られた知見から線毛遺伝子群の相互関係を解明し、一般集団における変異保有率などを解析して認知症発症の一つの機序を見出す。
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