Project/Area Number |
19K08072
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 52030:Psychiatry-related
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Research Institution | National Institute for Physiological Sciences |
Principal Investigator |
東島 恵美子 (宍戸恵美子) 生理学研究所, 脳機能計測・支援センター, 特別協力研究員 (40723101)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2023: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2022: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2021: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2020: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2019: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
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Keywords | 運動モデル / 眼球運動 / 精神疾患 / 病態 / 言語性IQ / アイハンドコーディネーション / 視線計測 / 運動 / 注意 / 画像情報処理 / 細胞 / アイトラッカー / 神経細胞 / 発達障害 / 画像解析 |
Outline of Research at the Start |
精神障害の病態理解は未だ不十分で、病態に基づく診断・治療の方向性は不明瞭である。本申請では、精神疾患患者を対象に、自発的な手の運動における予測的な目の動きを調べ、脳神経系情報処理の面からの病態理解につなげる。さらに患者末梢血から樹立したiPS細胞を用いて、背景となるドーパミン神経細胞の特性を調べる。他機関の研究協力者とともにデータ収集をして、研究代表者がデータ解析を行い、健常群との比較を踏まえて、個々の患者の特性を定量・可視化し、脳病態理解に役立てることを目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、生理学研究所および、名古屋大学医学系研究所精神医学分野の共同研究者とともに、2報の論文を国際紙に投稿した。うちひとつは、アイ・ハンド・コーディネーションに関するデータ解析を扱った論文で、健常者における目の動きが、数百ミリ秒先の手の動きを予測しているという新しい性質を記述したものである。投稿論文がrejectとなり、reviewerより多くの指摘があったため、大幅な書き換えののち、再度別の雑誌に投稿する準備をしている。もうひとつは、疾患における追従運動と呼ばれる目の動きを解析したもので、一般的な追従運動における時間の遅れや空間的なずれを記述して、主成分分析とホテリング法による統計解析を行ったものである。結果として、疾患群においては、Outlierが多いことがわかった。また、Outlierは、言語性のIQと正の相関があることがわかり、被験者の人数が少ないものの、今後の大規模研究の際に検討する要素として、言語性IQと追従運動の関係を考慮する必要を提示した。論文は査読に長期の時間がかかり(雑誌側でreviewerがみつからなかったため)、結果的にこちらもrejectになったため、別の雑誌に投稿準備を進めている。いずれも新しい分野の方法を取り入れた解析方法であり、引き続き、記述の不足を補い、補足データも付け加えながら、原稿推敲、共同研究者と検討を進めていきたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
投稿した論文2報がrejectとなったため、加筆修正、および補足データを追加したりなど資料を補って、原稿を完成し再投稿する必要があるため。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、共同研究者とともに原稿の推敲を進め、再投稿を行う予定である。
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