Project/Area Number |
19K08864
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 54010:Hematology and medical oncology-related
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
西村 純一 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (80464246)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
植田 康敬 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (30533848)
高森 弘之 大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (80792077)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2020-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 発作性夜間ヘモグロビン尿症 / PIGA遺伝子 / PNHクローン / クローン性拡大 / 造血幹細胞 / クロ-ン性拡大 |
Outline of Research at the Start |
発作性夜間ヘモグロビン尿症(paroxysmal nocturnal hemoglobinuria: PNH)は、PIGA遺伝子に後天的変異を持った造血幹細胞がクロ-ン性に拡大する造血幹細胞疾患である。どのくらいの数の造血幹細胞が、またどのくらいの期間、造血を支持できるのかという知見は乏しい。PIGA遺伝子の発見から25年を経て、遺伝子発見初期に同定されているPNHクローンが、その後25年に渡り造血を支持しているのか、それともクローンの交代現象が起こっているのかを検証し、幹細胞造血のダイナミズムを明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
発作性夜間ヘモグロビン尿症(paroxysmal nocturnal hemoglobinuria: PNH)の責任遺伝子としてのPIGA遺伝子の発見から25年を経て、遺伝子発見初期に同定されているPNHクローンが、その後どのように変遷したのかを解析するのが目的である(NEJM 330,249,1994, Blood 99,2748,2002, Am J Hematol 51,229,1996, Blood 108,4232,2006)。関連施設の症例について追跡を試みるも、新たに解析可能となった症例はなかった。当院症例(J1、J20)について臨床データを収集した。J1は、PNHクローンの割合が減少し(GPI(-)RBC 4.4%、GPI(-)PMN 42.8%)、LDH(270IU/L)などの溶血所見も顕著ではなくなっていた。その後、通院不可能となり、遺伝子解析は行えていない。J20については、HMGA2遺伝子がPNHクローンの拡大に寄与している症例であるが、その後も典型的なPNH所見を呈していた(GPI(-)RBC 97.7%、GPI(-)PMN 90.8%)。実際には、抗補体薬により溶血はコントロールされている。PIGA遺伝子解析を行ったところ、骨髄サンプルにおいて新たな変異クローンが同定されたものの、メジャークローンは維持されており、25年に渡り1つのクローンが造血を維持していることが確認された。引き続き、各分画、各分化段階におけるPNHクローンの変遷などの解析をすすめる予定であったが、研究代表者の辞職に伴い、今後の継続を断念した。
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