Project/Area Number |
19K08956
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 54030:Infectious disease medicine-related
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
坂上 拓郎 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (00444159)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 抗インターフェロンγ自己抗体 / 非結核性抗酸菌症 / 肺悪性腫瘍 / 抗サイトカイン抗体 / 稀少疾患 |
Outline of Research at the Start |
稀に今までお元気であった方が重症の感染症を発症することがあります。そういった方のなかには、ヒトの免疫の力を保つために大切なサイトカインというタンパク質の働きを抑えてしまう自己抗体を持つ方がいます。しかし、現在その自己抗体を検出する方法は限られた施設のみで行われており、なかなか診断がつきにくい状況にあります。本研究では、インターネット上で簡便に測定可能施設に申し込みができる状況を構築し、集中的にそれらの症例の情報を蓄積することで、それらの稀な自己抗体の詳細を明らかにするために行われます。
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Outline of Annual Research Achievements |
本年度も継続的に検体収集を進めた。申請者の所属する熊本大学呼吸器内科学講座のホームページ上に開設された抗IFNγ自己抗体測定受託のページを経由した抗体測定依頼はkンスタントに継続している。令和5年度にはには45件の依頼を受託し、抗IFN-γ自己抗体の測定を行った。8件の陽性例を見出している。また、抗IFNγ自己抗体が播種性非結核性抗酸菌症の宿主感受性因子として知られる前から認識されていた宿主要因としてHIV感染症があるが、HIV感染症に伴う播種性NTM症における好発罹患部位との相違を検討し、リンパ節病変と骨病変に特徴があることを明らかにした。同結果についてはアジア太平洋呼吸器学会(シンガポール)にて発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
web経由の検体集積とレジストリ構築はコロナ禍にて若干の遅れがあったものの、現在では順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、国内施設からの検体集積を進める。レジストリのデータベース化を行う。また、抗IFNγ自己抗体陰性の播種性NTM症例における、関連サイトカインに対しての未知の自己抗体検出を進める。
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