長期生着を目指したIndividual immune monitoringの構築
Project/Area Number |
19K09085
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 55010:General surgery and pediatric surgery-related
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Research Institution | Aichi Medical University |
Principal Investigator |
松岡 裕 愛知医科大学, 医学部, 助教 (20714869)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩崎 研太 愛知医科大学, 医学部, 准教授 (10508881)
小林 孝彰 愛知医科大学, 医学部, 教授 (70314010)
三輪 祐子 愛知医科大学, 医学部, 助教 (90572941)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2020-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | バイオマーカー / 臓器移植 / 拒絶反応 / Multiple ROC / 腎移植 |
Outline of Research at the Start |
本研究の課題は、i) 特定のウイルスに反応するT細胞はヒトにおいて共通か、ii) ドナーとレシピエントが決まれば、拒絶反応にかかわるT細胞は予測可能か、iii) 免疫抑制剤の個人差がどこに起因するのか、といったことに対する疑問を解決しながら、臨床にフィードバックしていることにある。本研究は腎臓の患者に特化した研究であるが、これらの問いに対して得られる答えは、ヒトの違い・共通を理解することにもつながる。Personalized Medicineはヒトの多様性を理解することが重要であり、本研究で得られる知見は、他領域のヒトを対象にした研究にも大きな波及効果があると考えられる。
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Outline of Annual Research Achievements |
免疫抑制剤の管理は、細胞性・抗体関連型拒絶反応のみならず、ウイルス感染や、de novo DSAの発生などに直結するため、長期生着を果たした臓器移植において最重要課題となる。当院のCNIを含む免疫抑制薬の管理は薬物動態学(pharmacokinetics;PK:AUC0-4)に加え、T細胞を標的としたPD(pharmacodynamics)解析を施工している。本研究では、PK/PD解析を考慮した免疫抑制剤の選択と管理に加え、長期生着を阻むde novo DSAとの関連性について検討した。CNIがCD8T細胞をより抑制する患者ではウイルス感染が優位に高く、移植後のCNI減量を想定したプロトコールの作成を行った。その結果、ウイルス感染の減少を経験した。EVR使用患者ではCMV感染が減ることが報告されているが、PD解析との関連性はなかった。De novo DSAとの関連性についてはCNIがCD4 T細胞をより抑制する(?)患者では、de novo DSAが発生しやすい傾向があった。B細胞を活性化するT細胞表面のCD40L/ICOS発現を検討したところ、特にCD40L高発現患者でde novo DSAが発生する傾向にあった。長期生着時代におけるImmune monitoringは経時的、かつ複数のバイオマーカーの探索と免疫状態を把握するパラメーターを統合することが重要であることが考えられる。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)