Investigation of mechanisms of neuropathic pain using compartment culture
Project/Area Number |
19K09379
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 55050:Anesthesiology-related
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
柴崎 雅志 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (20405319)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2019: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | 神経障害性疼痛 / 後根神経節 / コンパートメントカルチャー / 一次知覚神経 / コンパートメントモデル / マイクログリア / 神経細胞培養 |
Outline of Research at the Start |
マウス後根神経節から神経細胞をコンパートメントカルチャーを用い単離培養し、軸索に物理的損傷を加えたin vitro神経傷害モデルを作成する。非傷害側の軸索コンパートメントの培養液を液体クロマトグラフ質量分析計(LC-MS)で解析し、治療標的タンパク質の候補を絞り込む。次にSNI(Spared Nerve Injury)モデルを用い、その候補タンパク質について免疫組織染色やWestern Blotting法などにより発現解析を行う。最後に治療標的タンパクの薬理学的阻害薬を用い、SNIモデルでの痛覚過敏抑制効果について検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
Campenot chamberを用いたin vitro神経障害性疼痛モデルにより、2つの軸索コンパートメントのうち、一方の軸索コンパートメントの軸索を傷害させることにより、他方の軸索コンパートメントにおいて発現量の変化するタンパク質を検出することが研究の目的であった。しかしながら、これまでの調査によりSDS-PAGEを行っても特異的なバンドは認められなかった。SDS-PAGEによる特異的なバンドが検出できれば、脊髄を用いた免疫組織染色および脾臓由来単球系細胞を用いた化学遊走能を調査することにより神経障害性疼痛に関与するタンパク質を同定する予定であった。 そこで文献的調査により標的タンパク質を予め決め、脾臓細胞から磁気細胞選別により抽出したCD11b陽性細胞を用いた化学遊走能を調査することで神経障害性疼痛に関与する可能性のある標的タンパク質を絞る研究を実施することにした。 1. 脾臓由来細胞のうち、CD11b陽性細胞がどの程度存在するかを脾臓由来細胞を培養し、免疫細胞染色により調査する。2. 次に脾臓由来細胞を磁気細胞選別によりCD11b陽性細胞のみを抽出する。3. 抽出したCD11b陽性細胞を用い、予め文献的に調査した標的タンパク質を用いた化学遊走能を評価する。4. 化学遊走能の評価に基づき、神経障害性疼痛に関与する可能性のあるタンパク質をマウスに投与し、疼痛閾値の評価を行う。5. 神経障害性疼痛に関与する可能性のあるタンパク質を薬理学的に中和することによる疼痛閾値の評価を行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
マウス脾臓細胞の培養およびそれらを用いた磁気細胞選別によるCD11b陽性細胞の抽出には成功しているものの、培養細胞を用いた安定した免疫染色の結果が得られるよう免疫染色の条件を最適化しているところである。
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Strategy for Future Research Activity |
培養細胞を用いた安定した免疫染色の結果が得られるよう免疫染色の条件を最適化し、安定した脾臓由来CD11b陽性細胞を確保し、それらを用いて予め文献的に調査した標的タンパク質の候補であるATPやCCL2, CCL3, CXCL12, CCL5などを用いて化学遊走能を調査する予定である。
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Report
(4 results)
Research Products
(1 results)