口腔癌頸部リンパ節転移に対するICGラクトソームを用いたセラノスティクス
Project/Area Number |
19K10320
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57060:Surgical dentistry-related
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
飯田 昌樹 横浜市立大学, 医学研究科, 客員研究員 (70613511)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
來生 知 横浜市立大学, 附属病院, 准教授 (30545059)
光藤 健司 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (70303641)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 口腔癌 / ICGラクトソーム / セラノスティクス |
Outline of Research at the Start |
腫瘍選択的に集積し、光線力学療法の増感剤として機能するという2つの性質を合わせもったICGラクトソームに着目した。これを用いてイメージングによる診断と、光線力学療法による治療を同時に行うセラノスティクス(Teranostics=治療Therapeutics+診断Diagnostics)について検討を行う。本研究の目的は、ICGラクトソームを用いたセラノスティクスを口腔癌頸部LN転移モデルに応用してその有用性を明らかにすること、また放射線治療後の腫瘍組織においてセラノスティクスが有効であるか検証することである。
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Outline of Annual Research Achievements |
口腔癌の標準治療は手術であるが、術後の機能障害や審美障害によるQOLの低下が問題と なる。申請者らは実臨床において臓器温存可能な新たな治療戦略として、超選択的動注化学放射線療法を行い手術と遜色ない治療成績を報告してきた。超選択的動注化学放射線療法の原発制御率は非常に高いが、頸部の転移リンパ節に対する治療効果は限定的であり、頸部リンパ節転移が残存した場合には頸部郭清術を追加で行う必要がある。しかし頸部転移リンパ節に対する超選択的動注化学放射線療法の治療効果を正確に画像診断することは難しく、頸部郭清の要否あるいはタイミングについて判断が難しい場合が少なくない。そこで、診断と治療を同時に実現するセラノスティクス(Teranostics= 治療 Therapeutics+診断 Diagnostics)という概念に注目し、これを可能とする物質として ICGラクトソームに着目し研究を計画した。ICGは腫瘍選択的に集積する性質と、800nm付近に吸収波長を有し同波長で光照射を行うと発熱するとともに活性酸素を発生させることが知られており光線力学療法が可能な光増感剤でもある。したがってICGラクトソームは、腫瘍イメージングによる診断と光線力学療法による治療というセラノスティクスを実現可能な物質である。本研究の目的は、ICGラクトソームを用いたセラノスティクスを口腔癌頸部リンパ節転移モデルに応用してその有用性を明らかにすること、また放射線治療後の腫瘍組織においてセラノスティクスが有効であるか検証することである。 令和3年度は、ICGラクトソームの試薬調達ができなかったため代替薬を用いた研究継続の方針とし、家兎舌癌頸部LN転移モデルを用いた代替薬による生体イメージングの適否について検討している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
申請者らはマウス舌癌モデルにおいて手術後におこるLN転移を想定し、OSC-19ヒト舌癌 細胞株を用いて舌腫瘍を作成し、腫瘍を部分切除するモデルを構築し、ライブイメージングで解析したところ腫瘍切除群では優位に頸部LN転移が起こることを明らかにしてきた。家兎舌癌頸部LN転移モデルに対する生体イメージングの検討を行うために、ICGラクトソームによる蛍光の確認と、ルシフェリン発光との比較を行う予定であったが、ICGラクトソーム試薬が調達できず代替薬での検討に切り替え、投与方法も含めたイメージングの妥当性について検討中である。新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、研究はやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
代替薬を用いて家兎舌癌頸部LN転移モデルに対する生体イメージングの検討を行う。当初予定していた薬剤が入手できないため、投与方法も含めたイメージングの妥当性の検討が必要である。また、それに引き続いて頸部転移LNに対するPDTの検討を行う予定である。また、家兎舌癌頸部LN転移モデルにおける動注モデルの確立を行う予定である。
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Report
(4 results)
Research Products
(4 results)