Project/Area Number |
19K10526
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58010:Medical management and medical sociology-related
|
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
田畑 雅央 東北大学, 大学病院, 准教授 (40621529)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
|
Keywords | 医療安全 / 医療安全教育 / 医学教育ー卒前 / Early Evposure / 医師のプロフェッショナリズム / Early Exposure / プロフェッショナリズム / 医療の質 / 医学教育-卒前 / 卒前医学教育 / 社会医学 |
Outline of Research at the Start |
医療安全は医師や医学生にとって非常に重要な要素である。我々は、平成28年度に獲得した科研費で東北大学病院の初期研修医に対してe-ラーニングとシミュレーショントレーニングを主体とした患者安全教育プログラムを実施した。これは知識面での効果は得られたが、態度面までの効果は得られなかった。これをもとに患者安全に関して、臨床実習前の医学生に対して有効な教育を行うことで、医学生にどのような影響を与えるかについて検討し、また将来どのような行動変容を与えるかということを長期的に調査研究する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
2022年9月 医学科1年生20人に対して、医療安全に関する基本的な知識の講義と、シミュレーターを使用した模擬採血の実習を行った。実習後、危険予知トレーニング(KYT)を行い、採血に伴う危険を振り返り、それに対する未然防止について検討してもらった。今年度もまだコロナの影響があり、一回の人数を減らし、参加型の演習時間を増やす、また昨年の学生からのフィードバックを受け開始時間を早める等の配慮を行った。参加者への調査でも評価は高く、医療事故防止のために必要な要素や能力、それらを生涯にわたり学習して行くことの重要性や、一見簡単に見える手技でも安全に行うためには多くの知識や技術が必要となることにも気付きいたっていた。 2023年2月には医学科・看護科1年生約140名に対してグループワーク形式の演習を行った。昨年度同様に医療事故に関する3つの動画を視聴してもらい、背景や予防について小グループでディスカッションをしてもらった。今年度もオンライン開催としたが、グループにファシリテーターが入ってもらうことで実施状況はスムーズでディスカッションも問題なくできていた。学生達は医療の複雑性や倫理性、ヒューマンエラーの発生機序などについて気づきを得ていた。 コロナ禍が収束すれば国内・海外学会参加を予定していたが、今年もコロナ禍で中止となった。そのため国内でオンライン開催された学会やセミナー等から医療安全教育に関する情報収集を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVID-19の影響で対面での実習の多くがオンライン形式になったことや、コロナ対応等が理由で遅れている。
|
Strategy for Future Research Activity |
これまでの教育内容や影響について過去に参加した学生から現時点でのフィードバックをもらい、これまでの成果としてまとめる。
|