Project/Area Number |
19K10653
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58030:Hygiene and public health-related: excluding laboratory approach
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Research Institution | Naragakuen University (2023) Nara Medical University (2022) Nagoya University of Arts and Sciences (2019-2021) |
Principal Investigator |
岩本 淳子 奈良学園大学, 保健医療学部, 教授 (80290435)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大林 賢史 奈良県立医科大学, 医学部, 特任准教授 (30596656)
山上 優紀 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (90823956)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 病院内転倒 / 病床の明るさ / サーカディアンリズム / 在院日数 / 入院医療費 / 病床情報 / 多施設前向きコホート研究 |
Outline of Research at the Start |
日中の光曝露はサーカディアンリズムを整え、睡眠の質・うつ症状・認知機能を改善することが報告されている。申請者らは本応募研究に先駆けて窓側病床の日中の平均照度は非窓側病床より3倍高いことを明らかにした。また既存データを用いた後ろ向き研究で、病院内転倒発生率が廊下側病床より窓側病床で有意に低いことを明らかにした。本応募研究で、複数の病院で入院病床情報と病院内転倒発生の関連を前向き調査で明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
高齢者が入院中に転倒する危険因子として、睡眠障害・うつ症状・認知機能障害は重要である。近年の研究から睡眠障害・うつ症状・認知機能障害の発症には、サーカディアンリズムが重要な役割を果たしていることが分かってきた。日中の光曝露はサーカディアンリズムを整え、睡眠の質・うつ症状・認知機能を改善することが報告されている。報告者らは先の調査で窓側病床の日中の平均照度は非窓側病床より3倍高いことを明らかにした。また、既存データを用いた後ろ向き研究で、病院内転倒発生率が廊下側病床より窓側病床で有意に低いことを明らかにした。本研究の目的は、複数の病院で入院病床情報と病院内転倒発生の関連を前向き調査で明らかにすることである。
令和4年度は、「病室の明るさ調査」春季(4階)、夏季(3階・4階)、秋季(3階・4階)、患者抽出調査(50名)、前向きコホート調査(3000名)を予定していた。しかし、新型コロナウィルス感染症のオミクロン株による感染再拡大により、医療機関への立ち入りが許可されず予定の調査を実施できなかった。
令和5年度は、新型コロナウイルスの感染症法分類が「5類」へ移行してからもウイルスがなくなるわけではなく、重症化リスクの高い人々を守るという共通認識の下で感染予防対策は方法を変えて継続された。さらにインフルエンザによる感染症患者が増加し、調査再開の時期を判断することが難しかったが、医療機関の協力により、感染が下火になった頃合いを見計らい、「病室の明るさ調査」春季(4階)、夏季(3階・4階)、秋季(3階・4階)の照度測定を実施し、2年間にわたり見送られた新規医療機関での実測調査を完了することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
令和4年度に引き続いて、令和5年度も医療機関では入院患者と職員に対する感染予防対策が講じられた。また、新規の医療機関では電子カルテから患者情報を抽出する作業が初めての経験となった。通常業務に支障をきたさないようデータの抽出方法を検討する必要があり、シュミレーションを実施する期間を設け、安全性を確認したいと希望され、令和5年度以内にデータを収集することができず、研究期間を延長することとなった。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年3月15日付、科学研究費助成事業の補助期間の再延長が承認された。
令和6年度は、令和6年5月末を目途に電子カルテから患者情報を抽出できるよう依頼している。さらに、医療機関と研究者は協力体制を維持しながら研究実施のタイミングや方法について定期的に打ち合わせを行い、前向きコホート研究を進めていく予定である。
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