Project/Area Number |
19K10661
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58030:Hygiene and public health-related: excluding laboratory approach
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
小川 雄右 京都大学, 医学研究科, 准教授 (50535573)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古川 壽亮 京都大学, 医学研究科, 教授 (90275123)
田近 亜蘭 京都大学, 医学研究科, 准教授 (80368240)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | ランダム化比較試験 / 抗うつ剤 / うつ病 / 系統的レビュー / メタアナリシス / 臨床疫学 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、これまでに世界各国で実施された抗うつ剤の無作為割り付け比較試験の大規模な包括的データベースを構築、解析し、種々の副作用の出現の頻度の違いを評価し、抗うつ剤ごとの有効性、受容性に関するデータも含めて包括的な検討を行い、薬剤ごとの特徴と、患者の特性に応じてどの抗うつ剤を使うのがよいか推奨を作成し、うつ病患者に対する抗うつ剤選択の最適化に寄与する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、各種抗うつ薬の間で、様々な副作用症状の出現がどの程度異なるか、抗うつ剤の投与量により副作用の出やすさが異なるかどうかを明らかにし、有効性と副作用の出やすさから患者の症状・併存疾患に応じてどの抗うつ剤をどれぐらいの用量で使うのがよいか推奨を作成する。 ネットワークメタアナリシスにおけるプラセボ対照試験と実薬対照試験の違いにつき検討した結果をレビュー論文にし、雑誌に掲載された。また、老年精神医学分野におけるエビデンスについての論文を執筆し、雑誌に掲載された。更に、メンタルヘルスケアのために開発された、スマートフォンなどで利用可能なアプリケーションが、産後うつを抑制するかどうかについて系統的レビューとメタアナリシスを実施し、BMC Pregnancy and Childbirthに掲載された。 抗うつ薬の間での各副作用症状の出現しやすさの比較についてのネットワークメタアナリシスについては、既にプロトコルを作成し、このプロトコルに従い既にデータ抽出を行っているが、英国の共同研究者の作業が遅れていることから、レビュー過程が遅れている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルスの流行のために、出席予定だった学会が開催されなかったため、費用が繰り越しとなった。次年度、通常通りに学会が開催されれば、学会参加を行う予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
抗うつ剤の包括的データベースを用いて、各種抗うつ剤の間で、各副作用症状の出現しやすさが相対的にどの程度異なるのかネットワークメタアナリシスを行うことに加え、リアルワールドデータの分析も行い、薬剤間の副作用を比較する。既に明らかにした抗うつ剤ごとの有効性・受容性の比較に加えて、新たに各抗うつ剤間における各種副作用頻度の比較を行うことにより、有効性、受容性、副作用のバランスの取れた、真に推奨すべき抗うつ剤を明確にする。
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