Project/Area Number |
19K10712
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58050:Fundamental of nursing-related
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Research Institution | Gunma Prefectural College of Health Sciences |
Principal Investigator |
木村 美香 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 講師 (40736716)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2019)
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Budget Amount *help |
¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2019: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
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Keywords | 地域完結型看護の質 / 糖尿病性腎臓病 / 透析 / 高齢患者 / 見通し / 尺度開発 / 地域完結型看護 / 看護の質評価 |
Outline of Research at the Start |
少子高齢多死社会に対応するために、病院完結型から地域完結型への医療の転換が提言され、その成功を左右するとして、患者の最も身近で生活を取り戻す看護を提供する病院看護師に期待が寄せられている。 病院看護師による地域完結型看護の実践を促すために、何よりも、病を抱えた高齢者が、住み慣れた地域で自分らしく、不安なく療養を続けることを可能にするために、病院で提供される地域完結型看護の質を測定する尺度を開発する。
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Outline of Annual Research Achievements |
病を抱えた高齢者が、病院から地域へと円滑に移行し、住み慣れた地域で自分らしく、不安なく療養を続けることを可能にするために、病院で提供される地域完結型看護の質を測定する尺度を開発する必要があると考えた。文献検討の結果、高齢者の中でも、入院患者数が多くて在院日数が長く、かつ、医療費が高いのは、糖尿病性腎臓病を原疾患として透析を導入した高齢患者であること、病院で提供される地域完結型看護の質を真に測定するには、看護のアウトカムを測定する必要があることがわかった。看護理論家Meleisの移行理論を分析枠組みとした文献検討の結果、糖尿病性腎臓病を原疾患として透析を導入した高齢患者の移行の成功は、当該患者が透析について見通しをもてるかどうかにかかっていた。そのため、病院で提供される地域完結型看護のアウトカムとして、糖尿病性腎臓病を原疾患として透析を導入した高齢患者の透析に関する見通しに焦点を当てて尺度を開発することにした。本尺度は、看護のアウトカムとして、これまでに着目されていない見通しを測定することができる。概念分析によると、見通しは、状況を管理するのに必要な行動の遂行に関して、自分のもつ力を信じることである自己効力感の前提となるものであった。したがって、見通しを測定できる本尺度は、高齢患者の地域への円滑な移行の基盤を測定できる尺度であるといえる。また、本尺度は、血液透析のみならず、腹膜透析に関する見通しを含んでいる。そのため、本尺度は、高齢患者にとって生活の質を維持しやすく、かつ、医療費の削減につながる腹膜透析の導入の促進に用いることも可能である。本研究では、これまでに、当該患者とその家族、当該患者に関わる病院看護師と訪問看護師を対象にインタビュー調査を行い、その結果に基づいて、暫定的な尺度を作成した。さらに、尺度の専門家レビューとプレテストを行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
2019年度は、インタビュー調査の結果に基づいて、概念分析の適切性を確認するところまでを予定していた。インタビュー調査の対象者のリクルートが順調に進んだため、当初の計画に加え、暫定版尺度の作成と、暫定版尺度に関する専門家レビュー、プレテストまで終えることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度は、尺度のプレテストのデータ分析と本調査を行う。
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