医療的ケア児支援を可能にする現職訪問看護師育成プログラムの開発
Project/Area Number |
19K10979
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58070:Lifelong developmental nursing-related
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
山本 直子 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (10594864)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
根路銘 安仁 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (00457657)
中尾 優子 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (40325725)
水野 昌美 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 助教 (80806787)
渡邉 理恵 久留米大学, 医学部, 講師 (00461666)
生田 まちよ 純真学園大学, 看護学科, 教授 (20433013)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 医療的ケア児 / 訪問看護師 / 医療的ケア児支援プログラム開発 / 支援能力 |
Outline of Research at the Start |
地域で生活している医療的ケア児は急増しているが、支援可能な訪問看護師は少なく、必要な知識・技術を学ぶ機会が少ない。このため医療的ケア児の支援可能な訪問看護師の育成は重要である。特に離島の多い本県は、知識・技術を学ぶには物理的に不利な状況にある。訪問看護師に特化したプログラムは確立されておらず専門的な知識・技術が習得し難い。本研究では既存の訪問看護師の能力を生かし、訪問看護師に特化した医療的ケア児支援プログラムを開発する。医療的ケア児の支援可能な訪問看護師の増加に貢献する。
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Outline of Annual Research Achievements |
研究目的は既存の訪問看護師の能力を活かし、訪問看護師に特化した医療的ケア児支援プログラム開発をすることである。本研究の特色は既存の訪問看護師に着目した点である。研究実施計画は1年目に予備調査を実施した。小児の訪問看護師に、医療的ケア児支援に必要な資質について聞き取り調査を行った。この内容を医療的ケア児支援プログラムに反映させた。プログラム開発には、新型コロナウィルス感染症の影響を受けた。具体的にはプログラム開発のための、講師への講演受託等の遅れがあり、研究実施計画2年目にプログラムを完成した。プログラムの妥当性等の評価を行うために、研究計画3年目に開発したプログラムのプレテストを行った。具体的には、研究対象者の自己評価と小テスト等での他者評価を実施した。自己評価では一人一人にインタビューを行った。また、医療的ケア児の主介護者である母親がコロナ禍の影響を大きく受けていることが予測されるため、母親を対象に聞き取り調査を追加で行った。研究計画4年目は、研修プログラムのプレテスト結果をもとにプログラムを改良し、本テストを実施した。現在データを集計、解析している所である。解析結果を元にプログラムを完成させていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染症の影響を受け、研究初年度の計画がスムーズに進まなかったため、以後2年遅れの経過をたどっている。プレテストでは、研究対象者のリクルートがコロナ禍であるため、対面で関連各部署に依頼するのが非常に難しい状況であった。本テストでは、研究対象者のリクルートについて、コロナ禍で十分な広報活動が出来ず、時間を要した。その結果、データ解析をするには十分とは言えない研究対象者数となった。しかし、これ以上研究対象者をリクルートすることは困難であると考え、リクルート活動(データ収集)を終了した。現在はデータを集計し、解析している所である。プログラムを改良するため、海外で得られた医療情報をプログラムに追加し反映させていきたいと考える。また、プログラム開発の予備調査で、医療的ケア児の訪問看護師に聞き取りを行った研究とコロナ禍での医療的ケア児の母親のニーズや状況を把握するため追加調査を行った研究は論文化した。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウィルス感染症の影響を受け、研究計画が遅延した。研究計画遂行のため更に1年間助成期間を延長申請した。研究プログラム本テストの集計結果の解析を進めていく。プログラムの完成を目指す。また、成果を論文化する。また、プログラムの解析結果と参加者からの感想を元に、課題を明確にした上で、次の研究計画に結び付ける。
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Report
(4 results)
Research Products
(2 results)