発達支援のためのgood practice収集によるナラティブデータベース構築
Project/Area Number |
19K11000
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58070:Lifelong developmental nursing-related
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
塩飽 仁 東北大学, 医学系研究科, 教授 (50250808)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 幸子 仙台青葉学院短期大学, 看護学部, 教授 (30299789)
富澤 弥生 東北福祉大学, 健康科学部, 教授 (60333910)
田崎 あゆみ 藤田医科大学, 保健学研究科, 准教授 (60623931)
相墨 生恵 岩手県立大学, 看護学部, 准教授 (00305260)
井上 由紀子 東北大学, 医学系研究科, 大学院非常勤講師 (20596100)
入江 亘 東北大学, 医学系研究科, 助教 (60757649)
菅原 明子 東北大学, 医学系研究科, 助手 (30783899)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 発達障害 / good practice / データベース / 発達支援 / ナラティブデータベース |
Outline of Research at the Start |
発達障害を持つ子供と家族の支援のためのgood practice(優れた実践)収集によるナラティブデータベースを構築するために,発達障害と発達支援に関する膨大な情報の中で,真に正確で必要とされる情報は何かを探求し,子供や家族の個々の様々なライフステージにおける特異的なニーズに合わせた情報を必要な時にいつでも提供できるシステムを構築,公開する。
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Outline of Annual Research Achievements |
1.データベース登録項目の加除修正:前年度に引き続きデータベース登録情報の項目の見直しを繰り返して行った。収集する情報に合わせて,情報項目の加除修正を検討し実施した。情報源の再分化,適格化を検討し,データベースに反映する作業を継続して実施した。 2.データベースのweb経由の公開とデータ登録システム構築:収集したデータを元にデータベースの構築を進めるのと併行して,webで検索でき,新たな取り組み等のデータをweb画面から登録システムの構築を進めている。 3.データユーザー側のニーズ把握のための基盤調査の実施:発達障害に近似する行動特性を持つ子供を育てる両親は,通常の育児ストレスに子供の行動特性によるストレスが加わり,より強い育児ストレスを感じておりストレス対処や子供への対応に関連した情報を求めていると考えられるため,子供の発達障害に近似する行動特性の認識が両親の育児ストレスに与える影響とその背景要因を明らかにすることを目的とした調査を実施した。小学1,2年生の子供の両親に,基本属性,子供の発達障害に近似する行動特性の認識,育児ストレス,自身の被養育経験等についてweb調査を実施し,回答を統計的に分析した。母親89名,父親47名の分析から,母親では子供のADHD近似行動特性を1項目でも認識すると育児ストレスが強くなったが,父親では影響がなかった。母親は「よく細かい部分を見落とす」など,子供を傍で見て気づきやすい行動に育児ストレスを感じやすいのに対し,父親は「物事を忘れやすい」などの行動にストレスを感じやすかった。これらの結果は,発達障害の子供の保護者のニーズにつながる結果であり,Good practiceに関連した情報として提供すべき視点を含んでいると考えられた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
データベースのハードとソフトの構築,データ登録は継続的に蓄積しているが,これまでに続き,さらなる登録情報項目の精選と見直しが必要であり,それにともなう,登録データの修正に時間がかかっている。また,Web公開用のデータベースシステムの構築を試行錯誤しており,完成に時間を要している。 また,研究責任者の体調不良と介護時間の確保のために,全体の進捗が遅れている状況である。以上により当初の予定よりも試験公開が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き収集する情報のメディアを拡大して登録情報を増やしていく計画である。 また,データベースを用いたweb検索,情報登録システムの構築については,ソフトウェアの変更も検討し,試験公開を早期に実現できるようシステムの改訂を行っていく予定である。システムに不安定要素が多い場合は,情報技術の専門家に相談して改訂を進める。
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Report
(5 results)
Research Products
(4 results)