Project/Area Number |
19K11006
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58070:Lifelong developmental nursing-related
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Research Institution | Ibaraki Prefectural University of Health Science |
Principal Investigator |
藤岡 寛 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 教授 (90555327)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 親子入園 / 障害児 / コペアレンティング / 家族 |
Outline of Research at the Start |
従来、医療型障害児入所施設における親子入園プログラムでは、母子への集中的な支援が行われてきたが、母親・父親間で養育に対する態度や目標に食い違いが生じて、父親が養育からも家庭からも離れてしまうことがある。母親・父親の両者が障害児の養育に向けて互いの状況を共有し協働していけるよう、家族全体の支援が必要である。そこで、本研究では、親子入園をした母親と父親の協働の実態と双方の認識を明らかにし、母親と父親が協働するための支援ガイドラインを策定し、ガイドラインに基づいた支援を導入し、その効果を評価する。
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Outline of Annual Research Achievements |
リハビリテーション領域において、脳性麻痺児をはじめとする肢体不自由児に対する集中訓練の効果が認められており、特に低年齢期からの介入が必要とされている。そこで、養育者と児が共に施設に入園し、養育者が付き添いながら児が集中訓練を受けるプログラムがある。これを親子入園と呼び、全国の旧肢体不自由児施設(2012年度から医療型障害児入所施設に改組)59施設のうち18の施設で行われている。従来、親子入園において多くのケースでは養育者として母親が付き添っており、母子への集中的な支援が行われてきたが、母親・父親間で養育に対する態度や目標に食い違いが生じて、父親が養育からも家庭からも離れてしまうことがある。母親・父親の両者が障害児の養育に向けて互いの状況を共有し協働していけるよう、家族全体の支援が必要である。本研究のゴールは、親子入園をした母親と父親の協働の実態と双方の認識を明らかにし、母親と父親が協働するための支援ガイドラインを策定し、ガイドラインに基づいた支援を導入し、その効果を評価することである。 昨年度に引き続き、親子入園において、母親と父親の協働の実態と双方の認識を明らかにするために、親子入園のケースについて、当該家族の受け持ちスタッフから情報収集を行った。母親と父親の間で綿密に意思疎通を図りながら入園生活を継続しているケースがある一方、入園中の母親が在宅の父親の生活実態をほとんど把握していないケースもあり、スタッフも夫婦協働に向けて介入できていない状況であった。今後はスタッフや当該家族への面接を実施し、様々な状況を把握する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
スタッフおよび当該家族への面接を行うにあたり、covid-19の感染拡大防止のため、施設への立ち入りを制限されている状況があった。また親子入園自体が閉鎖となった施設もあった。今後の親子入園の再開状況を注視しつつ、代替となる親子支援にも視野を拡げていきたい。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き続き対象施設と連携し、面接を実施する。実施にあたっては従来の対面形式にとらわれず、オンライン形式も含めて実施していく。また、既存文献の知見の体系化をはかり、面接内容と統合して、ガイドライン作成を図っていく。
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