Project/Area Number |
19K11038
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58070:Lifelong developmental nursing-related
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Research Institution | Ishikawa Prefectural Nursing University |
Principal Investigator |
西村 真実子 石川県立看護大学, 看護学部, 名誉教授 (50135092)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
曽山 小織 (高野小織) 石川県立看護大学, 看護学部, 講師 (10405061)
千原 裕香 石川県立看護大学, 看護学部, 講師 (50738408)
米田 昌代 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (80326082)
金谷 雅代 (東雅代) 金城大学, 看護学部, 准教授 (80457887)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2021: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2019: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | 子育て / グループ / 支援 / 母親 / 不安 / 困難 / 子ども虐待 / ペアレンティング・プログラム / 子ども虐待予防 / ペアレンティングプログラム / 虐待 / 子ども |
Outline of Research at the Start |
我々は2006年から子ども虐待未然防止に向けて「気になる」妊婦や母親への「Nobody’s Perfectペアレンティングプログラム(NP)またはNP手法活用の継続的グループ支援」と、各時期の支援の評価研究を行ってきた。このような妊娠・子育て期を通した継続的グループ支援は、現在の母子保健システムではあまり行われていない。本研究では、この支援に継続参加した母が感じた効果等を質的に明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
子どもの虐待予防には、虐待に至る前の気になる段階から継続的に支援することが重要である。このような支援として、我々は2006年より「気になる」妊婦・乳児の母・幼児の母を対象とした「Nobody’s Perfectペアレンティングプログラム(以下NP) またはNP手法活用のループ支援(以上は週1回、6回連続で認定ファシリテーターが話し合い等を進める)」と、これらに参加経験のある母へのフォローアップグループ支援(2種類ある ①幼児の母グループ終了後に同メンバーで年3回実施、②その後新たなメンバーで年5回実施)を実践し、評価研究を進めてきた(平成18~20年度・平成21~23年度、平成27~30年度の科研費基盤研究C)。 本研究の目的は、これらのグループに複数回参加することの効果、例えばどのような心理面と行動の変化に繋がったのかを、参加した母へのインタビューにより明らかにすることである。 2019年度は、5種類のグループ支援にうち2つ以上に参加した母親に対してプレインタビューを行い、悩みや経験・考えをサポーティブに共有する話し合いを通して「気のはらない人と安心して話ができる」「グループがあるから子育てを頑張れる」、子どもが大きくなっても(小学生以上)悩みはあり「グループによる現実吟味/カタルシス/自分に取り入れられる考え等の獲得が子育て・生活状況の悪化防止になってている」等の効果の一端がわかった。この結果を基にフォーカス・グループ・インタビューを行う予定であったが、以降はコロナ禍や研究代表者の身体的状態の問題のため実施できなかった。2024年度に対面で実施する予定である。 一方、これまでの研究成果を基に母親向けの育児不安・困難の軽減や虐待防止をねらいとした小冊子の作成について検討し、準備を進めてきた。今年度に完成させる予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究の目的は、我々が乳幼児も子育て期に継続的に実施しているグループに複数回参加することの効果、例えばどのような心理面と行動の変化に繋がったのかを、参加した母へのインタビューにより明らかにすることである。量的な指標による評価研究は実施済である。 2019年度は、5種類のグループ支援にうち2つ以上に参加した母親に対してプレインタビューを行ない、この結果を基にフォーカス・グループ・インタビューを行う予定であったが、以降はコロナ禍、および研究代表者の身体状態の問題(2023年度)のため実施に困難があった。2024年度に実施する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
1 コロナ禍等のため実施できなかった、プレインタビューの結果や量的研究の結果を基に、我々が従来から行ってきたグループ支援に継続参加した母親を対象に、フォーカス・ グループ・インタビューを対面で実施する予定である。 2 インタビューと並行して、grounded Thory Aproachによる質的分析を進めていく 3 これまでの研究成果を基に、母親向けの育児不安・困難の軽減や虐待防止をねらいとした小冊子の作成について検討し、完成させる。
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